中古車とは「今アナタが乗っている車」のことです。どんなに新しくてもオーナーになって乗り始めたら時から、その車は中古車と分別されます。
この記事では中古車を査定してもらうためのポイントを解説していきます。中古車は、同じ車種であっても一台一台が違う状態なので値段が変わってくるのが特徴です。
査定のときにはどんなところを見ているのか、どうしたら査定額を高くすることができるのかを知っておきましょう。
査定価格は何を見て決めている?
査定額を決めるための項目はいくつもありますが、その中でも代表的なものを挙げていきます。
- 走行距離
- グレード
- 車種
- 年式
- ボディカラー
- 傷や車内のヨゴレ
- 純正パーツの有無
- 走行に異常がないか
- エアコンは正常に作動するか
- 事故歴の有無
これだけではありませんが、これらが査定額の大きなウェイトを占めています。どれか1項目が抜群に良いのではなくて、全体的にまんべんなく良いことが高額査定のポイントです。
ただ、これらのチェック項目の中でも重要視されているものがあります。それは年式(経過年数)・車種(人気車かどうか)・走行距離です。
年式や車種が重要なのはいうまでもありませんが、走行距離は査定金額の増減に大きく関わってくることが多いです。
走行距離は車の寿命として見られる傾向にある
走行距離は車の寿命を表す1つの指標として見られる傾向にあります。
走行距離が短ければまだまだ走れる、走行距離が長ければ寿命も残り少ないと考えられています。つまり走行距離は短いほど、査定額が上がりやすいです。
普通自動車は1年に1万キロが妥当な走行距離と言われていて、それ以上の距離を走っている車は査定額が低くなることがあります。
軽自動車は1年で8000キロが妥当と言われており、この基準を超えている場合も同じく査定額が低くなることがあります。
では年式の割に走行距離が少ない場合はどうかというと、必ずしも高く評価されるわけではありません。車は定期的に動かさないと調子が悪くなってしまう機械製品なので、あまりにも動かしていない場合は調子が悪くなっているときもあります。
ですから年数の割に走行距離が少なくても、必ずしも高評価されるわけではないんですね。査定では車の調子や走行距離、年式などを総合的に判断していますが、どちらかというと走行距離が少ないほうが査定額が上がりやすいと覚えておきましょう。
査定額に有利なボディカラー

査定額が高くなりやすい色があります。それはブラック・ホワイト・車種特有の人気色です。なぜブラックやホワイトが高額査定になりやすいかというと、王道の色で需要があるからです。
街中の車を見ると分かるのですが、ブラックやホワイトの車がかなりの割合を占めています。買い求める人が多い色なので、ブラックやホワイトは査定に有利に働きやすいんですね。
では車種特有の人気色とはどういうものかというと、例えばスバルのブルーといえば分かりやすいです。通常、ブルーはそこまで人気色ではありませんが、スバルインプレッサやスバルBRZの購入を考えている人には人気があります。
インプレッサSTIやBRZ等のブルーのように、普通の色よりも人気色がある場合は査定が有利になるケースもあります(他にマツダのレッドや、アルファロメオのレッドもそうですね)
査定額は新型発売前の方が高くなる
いま乗っているお車の新型が発売されるなら、新型発売前に売却したほうが高値が付きます。
新型が出るとそちらに乗り換える方が多く、市場には旧型がかなり増えてしまい、査定額が下がりやすくなってしまいます。
もし売却を考えている時期に、新型発売の情報を掴んだら、できるだけ早く査定をしてもらうのがポイントです。
査定前にオプション品を伝えて査定額UP

これはオプションを使った査定額UPの方法です。
お車の査定をする前に「オプション類は取り外して売却するので、オプション無しで査定してください」と言いましょう。そしてETC、アルミホイール、スピーカーなど、どのオプションを外すのか品目をちゃんと伝えてください。
そして査定額が提示されてから「ではオプションを付けたまま査定するといくらになりますか」と再度聞いてみましょう。そのほうが通常よりも買取額が高くなりやすいようです。(その金額差を聞いてから、オプションを付けて売却するか、外して売却するか決めれます)
逆に、最初に「オプション無しで査定してください」と言い忘れて、査定後に「オプションを取り外したら査定額はいくらになりますか」と聞くと査定金額が大きく下がる可能性があります。
と、いうのも査定は減点法で計算をしており、オプションを一つ一つ外す度に査定額が下がっていくことが関係しているからです。
査定の前に多い質問 Q&A
車のローンが残っているんだけど売却できるの?
ローンが残っていても売却可能です。車の所有者名義が、車を売る本人ならば問題ありません。ただし、いうまでもなくローンは残ります。
ローンが残っている車の所有者名義が本人以外の場合、ローンを完済しないと所有者名義を変更できず、車を売却することができません。
時間が経ってからまた査定しても、前と同じ査定額をつけてもらえる?
お店によって違いますが、前回の査定から時間が経っている場合は査定額が下がると思っておきましょう。車は一日一日と段々古くなっていますから、今より高い査定額が付くことはあまり無いと思っておいたほうが良いです。
ただし、春や夏前はスポーツカーの需要が上がることがあります。これはドライブシーズンの前に需要が高くなることが関係しており、冬に販売するよりも春前に販売したほうが高い査定額が付きやすいです。
車検切れの車は査定可能??
車検が切れていても査定は可能です。車検が残っていればいるほど、査定額は高くなりますが、切れていても問題ありません。