車高調。あなたも一度は取り付けを考えたことはありませんか?
乗り心地改善や、車高の変化など、費用がかかるけどやってみたい。
そんなあなたの為に、車高調の気になる部分をお調べしてみました!
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車高調の取り付け工賃

工賃自体は20000円からというのが相場です。
やはりどこでも持ち込みの場合は1.5倍から2倍の工賃となっておりますので、新品を購入する際はカーショップと相談の上、持ち込みが安いか、店舗購入品の方がサービスを受けられるなど、購入前に一度相談するのがベター。ほかのパーツが必要だったり、購入したものがバラバラのものだったりすると組付作業に別途費用が。取り付け、取り外しのパーツが多い車種は少し値段があがります。
ちなみにワゴン車の場合30000円からという場合も。
セダンや、スポーツカーと違い、内装シートの取り外しに手間がかかることが工賃があがる理由。
オートバックスでは、取り付け工賃コミコミの車高調キットが販売されています。
もしそのサイトにラインナップされている車高調を購入するのであれば、コミコミキットの方がかなり安く仕上がる可能性があります。
車高調の調整料金
取り付けてしばらく使うとサスペンションが馴染んで、思いのほか車高が落ちて駐車場に入らなくなっちゃった!
そんな場合でも車高調なら大丈夫。調整して少し上げてしまえば問題なし!
もちろん調整料金は取られますが、一本2000円から3000円ぐらいで行っていただけます。
専用のレンチがあれば、自分で行うこともできます。
ただ、4輪全部合わせられるかという問題と、車高を変更した際に生じるアライメントの狂いは調整しなければなりません。
アライメント調整費用
現段階の測定から、トー、キャンバー、キャスターの3か所の調整があります。
それを4か所やるため、費用はそれなりに。
四輪アライメントで安いところで1万円、高いところだとアライメント以外の修正も入って10万円ってところでしょう。
10万円払うほどの効果はあまりないと思うので、通常のカー用品店等で行うのが予算的にも良いでしょう。
サーキットでスポーツ走行するため0.1秒でも縮めたいという人にはそういったプロショップで予算かけて行うのが効果的だと思います。
カー用品店等では2~3万円前後で行っていただけます。
車高調って車検対応なの?
基本的に車検対応です。
問題なのは車高に関する部分で、車検では最低地上高9センチという決まりが。
下げすぎることにより、この問題にぶつかってしまいますので、余裕を持った車高選びを。
構造変更の必要性
もともとがエアサスペンション仕様の車からコイルスプリングの車高調への交換の場合。
もちろんその逆もそうですが、構造変更届が必要になります。
車検証に「改」の文字が付くという、若者が好きそうな文字が追加されます。
一つ問題なのが、強度計算書。だいたいのメーカーさんにはついているのですが、ついていないメーカーに関しては自分で計算しなければならないため、構造変更が必要な場合は強度計算書などが出せるメーカーを選ぶと良いでしょう。
自分で出来ない場合は、カーショップが代行として書類から車検まで通してくれる場合もあります。
信用できるショップで行っているのであれば、代行をお願いして車検を通してもらった方が、悩む時間、厄介な手続きなどを代わりに行っていただけます。
代行手続きの相場はだいたい3万円ぐらいです。
最低地上高の場所
可動しないパーツ類ということで足回りは意外にも除外対象。
主に引っかかるのは、フレーム、マフラー、メンバーボルトなど。
エアロも対象外ですが、灯火類がついている場合は最低地上高の対象物となります。
カタログに記載されている最低地上高の数字も各メーカーによってどこで測っているかは不明な場合も。
数字的には9センチしか落とせない!と思っていても、実際は足回りで計算されていて、実際はもう少し下げることが可能な場合があります。
実車を見てみないと分からないのが現状ですが、最低地上高の確保は公道を走る上で大事な部分なので、余裕をもって行いましょう。
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車高調の寿命
やはり純正という物は性能を落とさず長く乗れるメリットがあります。
社外品に関しては、やはり純正程の耐久性はなく、乗り味や、スポーツ走行といった各場面での使い方に適正があり、そこで最大限の効果を発揮するため、寿命自体は短くなります。
一般的には3万キロぐらいで交換という形になるでしょうか。
車高調の調子がおかしいとはなかなか気づきにくいものですが、交換してからの走行距離が3万キロを超えるようであれば、ガタが来ているかもしれません。
寿命かな?と思ったら下記の症状が出ていないか考えてみましょう。
- ハンドルの反応が鈍くなった
- 乗り心地が悪くなった
- 車高が下がった
- 真っ直ぐ走らなくなった
サスペンションとハンドル操作に関して、密接な関係があります。
乗り心地もそうですが、もしかしたらタイヤかもしれません。
他の症状が出ていたら車高調を疑ってみましょう。
次の車検まで乗るイメージであれば、車検ごとに車高調の交換やオーバーホールが必要になってきます。
オーバホール
車高調についているパーツやオイルを一新することによって、新品同様に戻すことです。
車高調本体はそのままなので、オイル漏れやパーツ類に傷や亀裂がある場合に行います。
相場は1本あたり15000円~30000円ですが、損傷具合により変えなければいけないパーツが増えますので、その分費用がかかるようになります。
そうなると新品の方が結果的には安くなるという傾向に。
絶対的にオーバーホールの方が安いというわけではないので、見積もりを取ることが重要です。
尚、オーバーホール時は業者に車高調を預ける形になりますので、足回りの交換作業が2度かかるのと、純正のサスペンションや車高調自体がないとそれを取りそろえるか、車を預かってもらうほかありませんので、その工賃だけで差額を超えてしまう場合があります。
オーバーホール代、新品の値段等以外の比較も大事です。
乗り心地はどうなの?

車高調に付け替えたことにより、あなたの満足いく車高になったでしょうか?
では乗り心地は?
基本的には純正に比べて乗り心地は悪化します。(硬くなる)
柔らかめな足回りが好きな人は少し不快に感じると思います。
しかし逆に硬めな乗り心地が好きな人には好まれます。車高調に変えて乗り心地が硬くなることで安定性が増すので、フワフワせず「逆にこっちの方が好きだ」という人もいます。(私はこのタイプ)
車高調は乗り心地を調整できる!
ダウンサスと違い、減衰調整でセッティングできるところがメリット。
あなたの満足いく乗り心地に設定も可能!
最近のものですと「柔らかめ~硬め」で16段階とか32段階とか細かく調整できますので、自分好みの乗り心地にいつでも変更できます。
車によっては純正とはまったく違う乗り味に変えることができ、今まで不満だった乗り心地を改善できる効果があります。
自分の好きな乗り心地を見つける楽しさもありますよ。好きな足回りになったときの感動はヤバイです。
最近は乗り心地が良い車高調も出てきた
以前の車高調って乗り心地がゴツゴツしたものばかりだったのですが、最近の車高調は乗り心地が抜群に確保されているものもあります(もちろん純正に比べれば微妙に硬さはあるんだけど)
車によって車高調をリリースしているメーカーが違うので、どのメーカーの車高調が乗り心地が良いとは一概に言い切れないのですが、値段が高いものはやはり乗り心地が両立されているものが多い気がします。
たとえばBMWだとKWという外国メーカーの車高調があるのですが、それなんかは40万近くする車高調もあります。値段だけ聞けば信じられないくらい高いですよね。
しかし、
乗り心地も抜群に確保されています。
見た目も良くなり、乗り心地も確保され、走りもドッシリします。
乗り心地も確保されていて車高も落とせる……こんな相反する要素が両立されているモノもあるんです。
「乗り心地もルックスも走行性能も!」という欲張りな方にもシッカリ対応できるようになってきています。
まとめ
いかがでしょうか?車高調の工賃や調整の費用、車検に対する疑問などをまとめてみました。
- 工賃は2万円から。持ち込みは1.5倍から2倍の工賃がかかる。
- ワゴン車はちょっと高め。
- カーショップによっては、提携している商品と取り付け工賃コミコミの販売もある。
- 車高の調整費用は1本2000円~3000円程。
- 車高を変えたらアライメント調整も行った方がいい。
- 最低地上高さえ確保できていれば車検には基本的に対応している。
- エアサスからコイルスプリングへの変更、またはその逆の場合も構造変更が必要。
- 車高調の寿命はだいたい3万キロ。
- オーバーホールが新品を買い替えるより安いとは言い切れない。
- 乗り心地はセッティングによりあなた好みに変えられる。
ドレスアップや乗り心地とあなたの車を劇的に変えてくれる車高調。
パーツ自体は安いものではありませんが、修理より改造が好きな私としては、せっかく変えるならいいものを入れたいということで、純正より車高調派です。
現状のサスペンションがヘタって来た、乗り心地悪いから変えようかなと思ったアナタ!
是非、車高調であなたのカーライフに新たな一歩を。
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