車高調から異音!?寿命やオーバーホール時期などを徹底解説!

車高調の異音問題。

取り付けてからすぐに鳴る音というのもありますし、車高調の取扱い説明書にも音が気になる場合がありますと注釈があったり。

車高調の異音問題で一番耳にするのがコツコツ、コトコト音。

問題がなければいいのですが、やはり気になる。

そろそろ寿命なのかな?と思ったアナタへ、車高調の異音問題と、寿命やオーバーホール時期などを徹底解説!

 

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車高調の異音原因

異音がする場合以下の原因が考えられる

  • ダンパーの寿命
  • 各部、取り付け部の緩み
  • スプリングの遊び
  • 車体との干渉
  • ゴムなのか金属なのか
  • 正常な音

車高調が原因でない場合もありますが、異音が出た際はまずは点検、整備を行いましょう。

異音がするからといって、すぐにオーバーホールが必要かといわれるとそうではありません。

ネジの締め付けが緩かったり、異音ではなく正常音だったりもします。

上記の原因を一つずつ見ていきましょう。

ダンパーの寿命

ダンパーの底付きが原因で、音がなる場合は寿命が来ているかもしれません。

段差を超える際に、ゴンッという音が聞こえたら寿命を迎えている可能性が高い。

この場合は、車高調のオーバーホールが必要です。

各部取り付け部の緩み

各パーツの緩みが原因?

車高調の取り付け後であれば、取り付け不備が考えられます。

各部の緩み、トルクレンチの未使用によるトルク不足など。

車高調を交換した際は、試乗し異音がないかチェックしましょう。

車高に関する部分も試乗にてコンビニに入れるかどうかを基準にするのもいいと思います。

試乗確認後までは、カーショップ等も最初の工賃で対応してくれることが多いです。

ただ、取り付けしてから暫くしてからの場合は、各部のパーツの緩みが原因の可能性が。

車高を自分で変えたりする際に増し締め等忘れたところはありませんか?

各種チェックをし、できるところは増し締めしてみましょう。

この場合は、簡単なメンテナンスで異音が消えることも。

意外な落とし穴は車両に積んでいる荷物や、内装内の物が動いてること。

良くある異音の原因が車内に置いてある車載道具だったりします。

スプリング関係

バネレートが柔らかい場合、サスペンションが縮みすぎてサスペンション同士が擦れて音が鳴る場合が。

また、ダンパー自体の寿命の可能性もあります。

車高を下げすぎてスプリングの遊びがない場合や、キャンバーが付きすぎてサスペンションの動きに無理が出て音がなる場合も。

ダンパーの寿命でなければ、車高をあげたりすることで異音が消えることがあります。

車体との干渉

車高の下げすぎ、ホイールのオフセットが合わない場合、車体との干渉が挙げられます。

段差を乗り上げるたびに擦れる音がしたり、車体とタイヤが擦れる音がしたりする場合は疑いましょう。

ハンドルを切った時に鳴るようであれば、前輪とフロントフェンダーが擦ってる可能性があります。

車高を上げたり、アーム類の交換で回避できることも。

交換の際はアーム類や干渉なども考慮しなければ、後々購入しまた取り付けと、再度工賃がかかることになります。

ゴムなのか金属なのか

車高調自体が乗り心地改善かスポーツ走行用のため、アーム類の接続類がゴム類ではなくピロ化され、金属になっており、その部分が擦れる音や、劣化等により隙間が出て音がなることもしばしば。

アッパーマウントやピロ部分をゴムにすると振動に対する異音は発生しにくくなります。

乗り心地対策なのか、スポーツ走行のためなのか、車高調選びも重要です。

正常な音

正常な音という表現はどうなのかちょっと疑問ですが、段差を拾ったときに、キュッキュッ、シュッシュッという音が聞こえることがあります。

これはダンパーが正常に稼働している音のため、異音ではありませんが、気になることもあります。

正常な音なので、問題はありませんが、足回りからの音をそれだけ拾っている場合はデッドニングした方が色々なノイズ対策になると思います。

 

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オーバーホールのタイミング

車高調は乗り味や、スポーツ走行といった各場面での使い方に適正があり、そこで最大限の効果を発揮するため、寿命自体は短くなります。

交換のタイミングは3000キロ~30000キロと言われています。

幅が広く感じますが、車高調の使い方が寿命の長さに影響が出てきます。

例えば、サーキット走行メインの方は3千キロでオーバーホールされているようです。

通常使用では目安として、3万キロと覚えておくと良いでしょう。

オーバーホールもこのタイミングで検討しましょう。

このほかに異物混入や、衝撃によるガス、オイル漏れなどで一気に寿命を迎えることも。

寿命を迎えてから時間がたってオーバーホールをすると、思いのほか他にもダメージが出る場合があります。

ダメージが少なければ、オーバーホールでの交換パーツが少なくなり、費用が抑えられるでしょう。

問題が一つあるとしたら、交換時に車を預けるのか、別の車高調を利用するのか。

工賃と代車としての費用が絶対的にかかるという問題です。

 

 

車高調の寿命

車高調の寿命が来たとは、なかなか実感する機会はありませんが、交換してからの走行距離が3万キロを超えるようであれば、ガタが来ている可能性が。

下記の症状が出ていないかまずは確認を。

症状が出ているのであれば、オーバーホールが必要になります。

  • ハンドルの反応が鈍くなった
  • 乗り心地が悪くなった
  • 車高が下がった
  • 真っ直ぐ走らなくなった
  • 異音がする

次の車検まで乗るイメージであれば、車検ごとに車高調の交換やオーバーホールが必要になってきます。

オーバーホール

車高調についているパーツやオイルを一新することによって、新品同様に戻すことです。

通常点検や清掃では出来ない部分、劣化部品の交換、調整というのがオーバーホールの目的です。

車高調本体はそのままなので、オイル漏れやパーツ類に傷や亀裂がある場合に行います。

金額の相場は1本あたり15000円~30000円ですが、損傷具合により変えなければいけないパーツが増えますので、その分費用がかかるようになります。

安くても60000円、高いと4本120000円と高額に。

あれ?これだと取り付けや取り外しの工賃考えても新品買った方が安いかも?

元が高い車高調だとオーバホールの方が安い場合もありますが、一般的な車高調だと取り付け、取り外しの工賃は変わらないため、新品を買うのと大差ない場合があります。

絶対的にオーバーホールの方が安いというわけではないので、見積もりを取ることが重要となります。

ただし、見積もりも業者に送らないと不明な場合も多く、一度外した車に別途純正の足回りや車高調を取り付けないと動かすことができません。

オーバーホールが終わるまで車を預けるか、別途用意するかで、また費用はかかりますが、車高調だけの値段とオーバーホールだけの値段だけではなく、そこまでにかかる別途費用にかなり差が出てきますのでご注意を。

 

 

まとめ

  • 異音の原因は様々。調整で直るのか、寿命なのか見極めよう。
  • ダンパーの寿命は酷使するなら3000キロ!通常だと30000キロが目安。
  • オーバーホールをするならこのタイミングだが、新品の方が安上がりかもしれない。
  • 高価な車高調の場合はオーバホールが安上がりかもしれない。要見積もり!
  • 純正のサスや別の車高調があれば、交換工賃が2度かかるがオーバーホールも手。

車高調の異音、気になったら解決するまで不安でたまりませんよね。

正常な音もありますが、音がなるということは車の足回りにそれだけの負担をかけているということです。

オーバーホールが必要となっても、交換するためにまた費用がかかることを考えると、新しく購入する方が時間も費用も抑えられると思います。

もし足回りを交換するときは、サスと車本体の接続となっているゴムの部分を新品や強化版に変更することで乗り心地対策や異音対策にもなります。

色々なアフターパーツの一つですが、あなたの車の足回りとして重要な役割を担ってる車高調。

妥協せず、いいモノを長く使いたいですね。

それでは良いカーライフを。

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