スタッドレスタイヤ比較表2017~2018!各メーカーの評判や口コミもピックアップしてみた!使用者の声から分かる各タイヤのリアルフィーリング

スタッドレスタイヤの特徴をまとめて比較表にしました。また、ネットにある実際の使用者の口コミを集めて、タイヤごとの特徴や実際のフィーリングなどもまとめてあります。

メーカーが謳う性能や特徴だけでは実際の性能はわかりにくいですが、使用者の評判を見れば大体のイメージは掴めます。口コミから見えてくるスタッドレスタイヤごとの特徴もまとめてありますので、ぜひご覧ください。

実は、私も今年スタッドレスタイヤを買わなければいけません。ということで自分のためにもなるように真剣に調べて考察しました。

この記事が、これからスタッドレスを買おうか……という人の役に立てば幸いです。

かなりの長文ですが、最後までご覧くださいませ。

 

 

スタッドレスタイヤの比較表・比較するポイント

雪上性能

氷と雪の性能は別モノ。タイヤによって氷上で強いモノ、雪道で強いモノと違いがあります。

雪が積もる地域だと、タイヤが空転してしまうようなシチュエーションに出くわすと思いますが、そのときには雪上性能の強さがモノを言います。

スタッドレスタイヤは”滑らないか”が重要視されがちですが、雪道性能も見逃せないポイント。

氷上性能

氷上性能=滑る氷の上でいかに短い距離で停止できるか、を示しています。アイスバーンに強いかどうかはこの氷上性能が有効です。

冬道を走っていて唐突にツルっ……!と滑り、肝を冷やしたことがあるドライバーも多いのではないでしょうか(私もその一人)

おそらくスタッドレスタイヤを選ぶ時に1番気にされる人が多いポイントだと思います。

燃費性能

文字通り、スタッドレスタイヤの燃費性能を示しています。

以前までのスタッドレスタイヤは燃費が悪いと言われていましたが、今では燃費性能もかなり向上しています。

最近のエコカー、低燃費重視のブームに呼応して、近年ではスタッドレスタイヤの燃費性能も重視されるようになってきました。

雪があまり降らない地域では、燃費性能も重視したタイヤ選択もアリです。

寿命

スタッドレスタイヤの寿命は平均で2年~3年と言われています。

夏タイヤに比べて寿命が短いですが、これは経年劣化でゴムが硬くなってしまうことが影響しています。スタッドレスタイヤは雪や氷で力を発揮するために特殊なゴムを柔らかくして作られていますが、これがドンドン硬くなっていくので、性能が落ちていくというワケです。(他にもゴムが減りやすい等の理由もある)

しかし近年では各メーカーが様々な工夫や改良を施し、以前よりも寿命が長くなってきています。

長距離を走る人や、長く持たせたい人はタイヤ寿命もチェックしておきましょう。

「今使っているスタッドレスが寿命かも?」と思っている人は↓の記事も合わせて御覧ください。

スタッドレスタイヤの寿命年数と走行距離3万キロの関係を解説!

価格

タイヤってモノによって価格が全然違いますよね。ビックリするほど高いものもあれば、かなりお安いものものあります。で、その差はどこから生まれるかというと性能差。

タイヤは性能が良い物だと価格もグンッと上がります。でも、最近のタイヤは安くても比較的性能が良いようです。

比較表

氷上性能 雪上性能 寿命 燃費 価格
ブリザックVRX 強(A) 強(A) 4年(減りは早い) A~Bくらい 高い!
ブリザックVRX2 強(A+) 強(A) 4年 A~Bくらい 高い!
アイスガード5プラス 強(A-) 強(A) 4年  Aランク ブリジストンより安い
アイスガード6 強(A) 強(A) 4年↑  Aランクエコタイヤ同等 ブリジストンより安い
オブザーブガリットGIZ 中(B) 中(B) 2~3年 A~Bくらい? 中くらい
 ウインターMAXX02 強め(A) 強め(A) 4年 A~Bくらい 中くらい
ASIMMETRICO 強め(A) 強め(A) 2~3年 良くないかも? 安め
ミシュランXI3 強め(A) 強め(A) 3年以上? 良さそう 中くらい
アイスナビ7 中(B) 中(B) 3年? Aランク相当 割と安め

多少アバウトなところがありますが、各メーカーのスタッドレスタイヤ性能比較を表にしました。

実は最近のスタッドレスタイヤはどのメーカーもかなり性能が上がっており、極端な性能差は無くなってきています。

以前のスタッドレスに比べて、どのタイヤを選んでも満足できるレベルだと思います。

各メーカーごとに力を入れている部分・特徴がありますので、それを元に自分にマッチしたスタッドレスを選んでいきたいですね。

次は各メーカースタッドレスの特徴をご紹介します。

 

 

各スタッドレスタイヤの特徴

ブリジストン/ブリザックVRX22017年新モデル(追記)

◆ VRXより制動距離10%短縮!

VRXで採用されていた「アクティブ発泡ゴム」が2に進化した。粒径の小さいシリカと摩擦向上剤のミックスでグリップ力がさらに向上!VRXに比べて10%も距離が短縮されたみたいです。

アクティブ発泡ゴムは水の膜を取り除くため、路面にシッカリ接地できる……これが効果を発揮して他メーカーのスタッドレスよりも氷上性能が高いわけだけど、それが進化したとなると期待できそうだね。氷上性能といえばブリジストンなんだけど、それに磨きがかかったワケだ。

ただ……VRXは氷上性能が強いと言われている一方、実は横方向への氷上性能が弱いことがささやかれていた。VRX2でそれがどれだけ改善されたのかが気になる所。

◆ ロングライフ性能・静粛性もUP

VRX2は寿命もUP!

ブリジストンは減りが早いとよく言われるけど、VRX2はVRXに比べて22%寿命が伸びたみたい。タイヤパターンを変えて摩擦の原因を低減したらしい。持ちがよくなったら1年は長く使えるようになるかもしれない。

静粛性や乗り心地の改善も見逃せないポイント。ブリジストンは他スタッドレスよりドライ性能が弱く、頼りない印象を持たれることが多かった。

自分も以前レボGZ使用してたときにアイス路面は良かったけど、ドライ路面でグニャっとしていたのを覚えている。なのでそこがどれだけ改善されているのかも個人的には気になる。

VRX2になって、ドライ性能・減りの速さ・横方向へのグリップが改善されていたら、キングオブスタッドレスと言えるかもしれません。

 

ブリジストン/ブリザックVRX

2013年から発売しているブリザックの最新モデルです。「冬こそ性能でちゃんと買い」のキャッチフレーズで販売しており、ガソリンスタンドなどでもブリザックの宣伝を見たことがある人が多いと思います。

ブリザックの1番の強みはなんといっても氷上性能!ブリザック=氷上性能のキングと、一般的に認識されていると思います。アイスバーンなどのツルッと滑る路面で、制動距離が短いのが特徴です。

ブリザックVRXはアクティブ発泡ゴムを使用しており、そのゴムが路面の水を除去することで、タイヤが氷路面にシッカリと食いつくようになります。これが他社スタッドレスタイヤよりも氷路面でのアドバンテージがある理由です。

雪上性能・濡れた路面・ドライ路面での走行性能にも力を入れているようですが、やはり卓越した氷上性能が1番のウリでしょう。ブリジストン曰くに氷上性能なみに燃費性能にも気を使っているようですね。先代モデルのレボGZより10%燃費性能が上がっているとのこと。

私は先代モデルのブリザックレボGZを使用したことがあるのですが、それでもかなり止まるな~と思いました。それまで使っていたタイヤが安いどこぞのスタッドレスだったのもあると思いますが、性能差に驚いたものです。

滑ったときの安全性を最優先に考えるのであれば、VRXが1番のオススメですね。ちなみに北海道?だかの地域では「死にたくなければブリザックにしろ」という明言もあるのだとか……(ホントかどうかは知りませんが)でも雪国のタクシーではブリザック使用率がかなり高いのは事実みたいです。運転のプロにも信頼されているのだから、氷上性能的にはまず間違いないでしょう。

ただ、値段はお高いです……。

燃費性能をA~BランクというのはJATMAのラベリング制度的に言えば…A~Bランクかなというところ。最高ランクであるエコピアのAAと、レボGZの中間くらいの転がり抵抗だったことから、A~Bランクに相応すると推測しました。(正確にはどれほどかは公表されておりませんので予測)

 

 

ヨコハマ アイスガード6 2017年新モデル(追記)

◆ 氷上性能15%UP

プレミアム吸水ゴムが水膜を取り除き、氷路面を噛むことで氷上性能がUP。以前から評判が高かった氷上性能にさらに磨きがかかった。

また、タイヤパターンを非対称にし、IN側で氷上性能を高め、OUT側で雪上性能を高めています。ダブルマイクログルーブでエッジ効果を高め、装着初期からシッカリとした氷上性能を発揮します。

新品スタッドレスは慣らしが終わるまで効果が発揮できないと言われるけど、アイスガードは装着初期から効果を発揮するから安心だね。

◆ 4年後でも性能をキープ

スタッドレスは経年劣化して性能が落ちていくが、アイスガードは性能の持ちが良い。

経年劣化で硬化していくのを遅らせるためにアレンジオイルSを採用。しなやかさを長く時速させ4年後でも初年度とあまり変わらぬ性能をキープさせることに成功した。

◆ 静粛性・ウェット性能UP

氷上性能だけでなく雨天時のウェット性能もUPだ。従来比で5%ほど制動距離が短くなったみたい。冬場のウェット路面は一瞬で操作不能になることもあるからウェット性能UPは嬉しい。氷上性能だけでなくウェット性能も大事。

あと静粛性UPも見逃せない。数字でいうと1.8db軽減。あまり大きな数値ではないけど、静かになったのは嬉しいこと。スタッドレスは音が気になるという人も多いから、そういう人にはアイスガード6良いかもしれない。

◆ 燃費はエコタイヤクラス

ウェット性能を高めると燃費は犠牲になりがちだが、低燃費性能もUPさせた。

従来より2%転がり抵抗を減らし、ヨコハマECOSタイヤと同等の燃費性能を確保。スタッドレスでも燃費が良くなりました。

 

ヨコハマ/アイスガード5プラス

アイスガード5もブリザック同様に氷上性能の高さがウリです。一般的に氷上性能が高いといえばブリジストンブリザックなのですが、最近ではヨコハマアイスガードの性能もかなり僅差のところにあると言われています。

先代モデルのアイスガード5の時点でブリジストンブリザックとほぼ同等レベルの氷上性能を持っているとも言われており、さらに進化したアイスガード5プラスならさらにブリザックと肉薄した性能になっているはず。(アイスガード5からアイスガード5プラスになって7%短く止まれるようになりました)

スタッドレスタイヤは各メーカーが比較テストなどを公表しないので、どこのメーカーとどれだけ性能差があるのか分かりにくいですが、多くのユーザーが「ブリザックと同等・ブリザックに近いくらいの氷上性能」と言っているので、氷上性能が高いのは間違いないと思います

(ブリザックは2013年から発売のモデルですが、ヨコハマタイヤは2015年から発売しているタイヤです。より最新という意味でもヨコハマタイヤの性能はブリジストンと近いか同等レベルだと思います)

またアイスガードは「永く効く」と謳っており、4年後でも買った時に近い性能を有していると謳っています。3年経つと「そろそろスタッドレスタイヤ変えようかなぁ……」と考え始めますが、ヨコハマは4年目も性能があまり下がらないと謳っているので、4年目まで使用してみようと思えます。それにスタッドレスタイヤは高いですから、寿命が1年違うだけで財政的にかなり違いますよね。

タイヤの燃費性能ですが、エコタイヤES31と同程度の転がり抵抗ということなので、JATMAのラベリング制度的に見るとAランクに値します。なかなか燃費性能が良いタイヤなんですね。

ちなみにブリザックよりも値段が安めに設定されているのも見逃せないポイント。結構値段が違います。「ブリジストンを使っておけば間違いない」という安心料がいらないという人はヨコハマタイヤの方が遥かにコスパが良いかも……

 

 

グッドイヤー/アイスナビ7

アイスナビ7は2017年発売の最新型モデルです。

グッドイヤータイヤは、ブリザックやアイスガードほどのハイパフォーマンス系スタッドレスではない…というのが一般的な認識です。とはいえ性能が低いということはなく、タイヤ屋さん的にも「氷上性能、雪上性能と特化したコダワリがなければ非常にコスパが高いタイヤ」とのこと。ブリザックやアイスガードに比べて価格がお安いのは非常に嬉しいポイントです。

で、今年はそのコスパが高いタイヤが進化して「アイスナビ7」になりました。

従来品アイスナビ6に比べて

  • 氷上性能7%UP
  • ウェットブレーキ性能2%UP
  • 雪上走行性能UP
  • 燃費性4%UP

と性能UPしています。

アイスナビ7の燃費はグッドイヤー社のエコタイヤ「GT-Eco Stage」と同等の燃費性能を有していると公表しており、ラベリング制度で言うAランク相当の燃費性能があると判明しています。なかなか燃費性能良いですね。

なんとなく、ブリザックやアイスガードに対して劣っているイメージのアイスナビですが、コスパ的な満足度で言ったら実際はかなり高いのではないかと思っています。コスパが優れているのは見逃せないポイントです。それに信頼性が高い国産タイヤですし、2017年モデルなので期待値も高い!

ブリザックとかアイスガードは高いけど、もしものときの保険料(安心代金)と考えて買っているという人もいると思いますが、意外とトーヨータイヤアイスナビ7はアリかもしれませんね。雪が少ない地域の人や、山に行く機会が少ない人はアイスナビで十分事足りる可能性もあります。

 

 

トーヨータイヤ/オブザーブガリットギズ

このタイヤは2014年から発売去れているモデルです。このタイヤのポイントは「吸水」「密着」「ひっかき」です。

まず吸水ですが、コレはブリザックと同じようにタイヤの水膜を吸水・除去する素材を配合しています。トーヨータイヤではNEO吸水カーボニックセルという成分を配合。水分をスムーズに吸水・除去します。

次に”密着”です。路面の凸凹に密着するしなやかさを得るために「ナノゲル」を配合。そうすることで氷点下でもゴムの柔らかさを保つことに成功しています。

最後に”ひっかき”。トーヨータイヤが20年培ってきたオリジナル技術「鬼くるみの殻」を配合しています。そうすることで氷路面をしっかりとひっかき、グリップ力を上げることに成功しました。

先代モデルのガリットGSに比べて、氷路面の制動距離→10%UP、氷路面でのコーナー性能→10%UPしました。

ガリットGIZの燃費性能ですが、同社TOYO TEO plusよりも転がり抵抗が低いことが公表されております。つまりTOYO TEO plusよりも燃費性能に優れているということですね。

トーヨータイヤはラベリング制度が無いので分かりませんが、エコタイヤTOYO TEO plusよりも優れているということは、A~B相当に値すると思われます。とはいえ、このTOYO TEO plusというタイヤ自体が12年以上前から発売しているので、このタイヤよりも優れているといっても、それがどの程度なのかちょっと分かりにくいところではあります。

価格帯的には安すぎず、高すぎずといったところ。このガリットギズは氷上性能に力を入れたタイヤです。口コミを見たところ、ブリザックほどの性能は有していない?ようですが、価格的にはブリザックよりも安いので、氷上性能を重視して価格も抑えたい人に向いているでしょう

 

 

ダンロップ/ウインターMAX02

ウインターマックス02の1番の特徴は「持ちの良さ」

従来品に比べて氷上性能が4年後でもあまり落ちないこと4年使えるロングライフを謳っています。

氷上性能を4年持たせる秘訣は「液状ファルネセンゴム」というウインターMAXX02の専用設計素材にあります。ゴムと軟化剤の二面性があり、低温下で密着とゴムの柔らかさを維持します。そために4年後でも氷上性能が落ちにくいとのこと。

そして4年のロングライフを支える技術が「高密度ゴム」。ゴムの中の混ぜ物は摩耗を発生・進行させる要因になるのですが、より純度の高い高密度ゴムを使用することで、タイヤの摩耗を抑えることができます。先代のウインターMAXX01もロングライフに定評のあったモデルですが、それを上回る寿命を実現しました。

このロングライフ性能(経年劣化・摩耗耐性)は見逃せないポイントですね。スタッドレスタイヤが3年で終わるのか、4年で終わるのかは大きな違いです。安い買い物ではありませんから、4年目も行ける可能性が高いというのは嬉しいです。ダンロップはこのロングライフを1番のウリにしていますから、ながく持たせたい人はダンロップが良いかもしれませんね。ブリザックやアイスガードも4年キープを謳っていますが、それでもロングライフ性能ならダンロップの方が一枚上手のような気がします

ここまでロングライフ性能に関してお話してきましたが、もちろんスタッドレスタイヤとしての性能もキチンと確保。従来比で氷上性能が12%UP、氷上コーナリング性能は3%UPと、性能面でも進化が伺えます。先代のウインターMAXX01はウェット路面・ドライ路面・雪上性能が強い特徴がありましたが、MAX002はそれに加えて、氷上性能に磨きをかけてきました。

燃費性能的には同社のEC203とEC201の間くらいの性能です。EC203はAAランクのエコタイヤ、EC201は10年以上前のエコタイヤ、その間くらいとなります。つまりラベリング的に言えばA~Bくらいに相応すると思われます。

スタッドレスタイヤとしての基本性能もモチロンですが、ロングライフを重視したいひとにはダンロップがオススメですね。ちなみに2016年に発売されたモデルなので、比較的新しいタイヤです

 

ピレリ/ASIMMETRICO(アシンメトリコ)

先代モデルのアイスコントロールはあまり評判がよくありませんでしたが、このアシンメトリコは違います。日本でテスト販売をし、日本専用設計として開発してきた、これまでとは違うスタッドレスタイヤなのです。

2015年から発売されており、比較的新しいタイヤです。そして口コミを見ると高評価なものが多く、意外とシッカリしているのが伺えますそれになんといっても価格が安い。もしかしたらブリザックの半分近い額で買えるかもしれません。

ブリジストンよりも価格がかなり抑えめなのに、性能はシッカリしていると、コスパ抜群のスタッドレスタイヤです。タイヤは国産モノばかりが注目されがちですが、このアシンメトリコは日本専用設計となっているので同じくらい注目する価値があると思います。

ただ、燃費性能はどうでしょう……重くて硬いランフラットタイヤなので、他のスタッドレスタイヤの方が燃費性能は良さそうな気がします。元々ランフラットタイヤを履いているBMWや最近のベンツなどであれば、変えても気にならないかもしれませんが、他の車だと燃費性能はちょっと気になるかも……?

最後に、繰り返しになりますが、キチンとした性能があってコスパも優れているので、ヘタにブリザックやアイスガード等を買うよりも総合的な満足度は高いかもしれません。

 

ミシュラン/XI3

ピレリと同様海外メーカーです。日本の冬のために開発された専用スタッドレスタイヤとなっています。

ミシュランがウリとしているのは氷上性能。滑る氷の上での制動距離、コーナリング性能に重きを置いています。その氷上性能を高めるために雪国の本場、北海道の士別でかなりのテストを行ったのだとか……モータージャーナリストの五味氏と清水氏がテスト走行している動画を見ると性能が高いことが伺えます。

そしてこのXI3、実は口コミでの評価が結構高いのです。スタッドレスにありがちなフニャフニャ感がないとか、静粛性が高いなど、良い口コミがたくさん寄せられています。ピレリ同様、実は国産メーカーに匹敵する、もしくはそれ以上の性能を有しているタイヤなのかもしれません。

燃費性能的にも中々のモノと予想できます。ミシュランは独自の燃費基準を持っていて、転がり抵抗に配慮したタイヤにだけ与えられるGREEN Xマークというのがあるのですが、XI3にはそのマークが付いています。つまりXI3は燃費性能的にも配慮されたタイヤということですね。

夏タイヤからスタッドレスに変えたときの違和感を気にされる方や、雪があまり降らない地域でドライ走行・ウェット走行がメインになる方には、ミシュランが最適かもしれません。

 

各メーカーの口コミや評判

ネットにある各タイヤの口コミや評判を集めてみました。メーカーの謳い文句だけでは分からない実態が見えてきます。使ってみると実際は……というのも結構ありますので参考にしていただければ幸いです。

ブリザックVRX

  • 乾燥路でも普通に走れた。グリップ感も良く先代モデルのレボGZよりも静かでした。非常に良い印象を受けました。価格は高いですが、雪道運転は怖いので高くても良い品を購入したい
  • アイスガードからの乗り換えですが、もうブリジストンは買いません。アイスガードに比べて、雪が積もっているときのコーナー性能が不安で横に滑る感じがしました。乗ってて安心できません
  • レボGZからの履き替えです。なんとなく新品状態はゴツゴツと硬い印象?がありました。乾燥路面や雪が積もった路面では先代レボGZよりも安心感があります。逆に雪が積りはじめの水が浮きやすい氷路面だと、進行方向へのグリップ感がありますが、横方向への安定感が悪化した気がします
  • ずっとブリジストンを使っています。最近のブリザックは以前のものに比べて夏タイヤのように、乾燥路面でも走れるようになりました。乗り心地も良く、安い夏タイヤよりも良い気がします。で、気になったのがGZからVRXに変えたら、コーナーでの横滑りを感じる機会が多くなりました。正直レボGZでも良かったかもしれません
  • 新モデルが出るたびに基本性能や乗り心地などの進化を感じますが、GZとVRXに関してはそこまで大きな性能の差を感じることがありませんでした。もしかしたら用途によってはGZを選んだほうがコスト面での満足度が高いかも
  • 今までブリジストンのスタッドレスを使ってきましたが、このVRXは……?対向車とスレ違う時に、万が一横滑りしないか少しヒヤヒヤします。以前はこんなに滑らなかったような…?ちゃんとした凍結路面は良いけど、中途半端な雪路面はGZよりも滑ります。価格が高い割にちょっと残念な感じ。
  • GZと比較すると横方向が滑りやすいかな?と感じました。シャーベーット路面でもアイスバーンでも横に弱い感じがします。これまでのREVO2やGZの方がタイヤが減るけど、その分シッカリグリップしたと思います
  • 当方北海道住みですが、やはりブリジストンが1番です。新雪路面は正直どこのメーカーもかわりませんが、アイスバーンや圧雪路面ではメーカー感の性能差が表れます。アイスガードやブリザックはタイヤが柔らかいのかしっかりと効きます。その分ドライ路面では減りが早い気もしますが……価格は高いけどやっぱりブリジストン!
  • 先々代のブリザックをずっと履いており、VRXに変えました。シッカリ止まるし、アイスバーン上でもタイヤがグリップするので、かなり優れた冬タイヤだと思います。文句なし。

まさかの弱点『氷上の横グリップが弱い』

口コミを調べてみてちょっと驚きだったのですが、横方向へのグリップの弱さ(イメージよりグリップしない)を指摘する意見がかなり多かったです。ブリザックは氷上性能の王者だと思っていので少し意外……。

縦方向、進行方向に対しては路面にしっかりと食いつくようですが、横方向へのグリップはイマイチなのだとか……つまりシッカリスピードを落としてから曲がらないと結構アブナイということですね。縦グリップの強さのイメージで横方向へのグリップを期待すると「あれっ?」となるみたい。

VRXはこれまでのブリザックに比べて、氷路面の縦方向・進行方向に対しての制動距離はシッカリと強くなっているようですが、横方向などのグリップはむしろレボGZの方が上!との意見も複数見られました。ムリにVRXじゃなくて他のタイヤでも良かったかな~という人も多かったですね。

ドライ路面や、乾燥路、乗り心地に対してはまずまず安定した評価が得られているようでした。

アイスバーンが多い地域や凍結した路面が多い地域に住んでいる人はブリザックで間違いないと思いますが、圧雪路面メインや凍結路を走る機会が少ない人は、コスパ含めて他のタイヤのほうが満足度が高いかもしれません

それにしても意外でしたね、まさか氷上性能のキングと思われたブリザックに横方向の弱さという弱点があったとは……(縦方向は安定の強さみたいだけど)

私もブリザック推しだったので、今年は違うタイヤを検討してみようかと思います。

 

アイスガード5プラス

  • 圧雪路面は良い。アイスバーンも良くてブリザックに劣っている感じはしない。ただ雪が深い所やシャーベット路面性能はあまりよくない気がした。一般道路での印象は良く、スタッドレスにありがちなフニャフニャ感はありません。ただ、他社のスタッドレスに比べて溝が浅い気がする。これで4年も持つのだろうか??
  • これまでブリザックばかりだったが、アイスガードにしてみて良さに驚いた。正直買ってよかったと思っています。ブリザックで感じていたグニャグニャ感は無いし、スタッドレスとは思えない安定感がある。当方、関東圏に住んでいるのでドライ路面の性能も重視しているのですが、アイスガードは価格面、性能面ともに申し分無いです
  • 乗り心地、静粛性能ともに夏タイヤと変わらないくらいの性能を持っていると思います
  • 去年までVRXを履いていたのですが、横方向へのグリップに不安を感じ、そして減りが早く2年しか持たなかったのでアイスガードに変えました。アイスガード5プラスは安定の走行性能で、しかも価格も安いので、いい買い物ができたと思っています。でも縦方向のグリップ感はVRXの方が強いと感じています
  • ドライ路面での性能も重視しているのでアイスガード5プラスにしました。フラつきや不安感も無く、イイカンジです。それにいざ雪道でもキチンと路面を掴んで走るので、安心です。あとこれまでのスタッドレスに比べて静粛性が高いことに驚きました
  • 夏タイヤに比べてドライグリップ性能が落ちるのは仕方ないが、それでもスタッドレスにしてはよくできていると思う。スケート場のようなアイスバーンでなければグリップ力は必要十分あると思います。以前のアイスガードに比べて経年劣化は感じないし、燃費も夏タイヤとあまり変わらず満足しています
  • 氷路面でのグリップ力は普通くらい。圧雪路面ではシッカリと仕事している。以前まで使用していたダンロップに比べると格段に性能の良さを感じる。あとはこの性能が何年維持できるか…
  • 買った当初はタイヤノイズがウルサイと感じましたが、500キロ位走ったら静かになりました。圧雪路面・凍結路面共に満足するレベルでした。高速道路や一般道路でも安心感があって非常に良いです

総じて高評価!特にドライ路面でも変わらぬフィーリングが好評

アイスガード5プラスの口コミは良い意見ばかりでした!口コミを読んでいると、ブリザックよりもコッチのほうが満足度が高いのではないかと思えてきます。(満足度は価格と性能のバランスが影響しますよね!)

アイスガード使用者の中にはブリザック使用歴ありの人や、これからブリザックを買おうか検討中の人が多く見られました。ブリザック使用歴がある人の中には「摩耗が早い」「VRXは横方向が弱い気がした」ということでアイスガードに変えたそうですが、ブリザックと変わらぬ性能で、なおかつブリザックよりも安いので買ってよかったとのことでした。(でもやっぱり縦方向グリップはVRXの方が良いみたい)

そして雪道での性能はモチロンなのですが、圧倒的に高評価だったのがドライ路面での性能

スタッドレスは雪道でのグリップ力を重視するためタイヤが柔らかくなっており、そのためドライ路面ではフニャフニャ感やグニャグニャ感といった違和感を感じる人が多いです。でもアイスガード5プラスは一般道路や高速道路でも夏タイヤクラスの安定感があると言います。もちろん夏タイヤには敵わないでしょうが、夏タイヤと遜色ないフィーリングが、かなり支持されていました。

雪が少ない地域に住んでいる人は、ドライ路面やウェット路面と走行することが多いですから、雪道以外での性能が高いのは嬉しいですよね!なおかつ氷上性能はブリザックに劣らないくらいあるということですから、満足度が高いのも頷けます。

アイスガード5プラス、良いかも……。

 

グッドイヤー/アイスナビ7

アイスナビ7は2017年に発売されたばかりのモデルなのでまだ口コミはありません。ですのでアイスナビ6のものを掲載させていただきます。

  • 走行性能、乗り心地、グリップ性能、いずれも問題なし。関東住みなのでドライ路面メインで運転していますが、特に不満とかはありません。以前、友人からヨコハマが良いと聞いてIG30を購入しましたが、アイスナビ6の方が安いですし、アイスナビで十分だなと思いました
  • 普通の雪道、シャーベット道路なら不安なく走行できました。ただ、テカテカのアイスバーンみたいな場所はそれなりに滑るし、制動距離も伸びます。雪があまり降らない地域に住んでいて、念のためには履こうと思っている人には安くて良いタイヤだと思います。ドライ路面でも不安は無いですね。
  • アイスバーン、圧雪路、シャーベット路面を走りましたが、とくに問題ありませんでした。グリップを失って滑ることもなく、安定していました。坂道発進とかも大丈夫でしたよ。本当にやばいアイスバーンはまだ試していないのでわかりませんが、結構満足度は高いですやっぱりお財布に優しい
  • ドライ路面ではちょっとタイヤの柔らかさをかんじるかな?急ブレーキとか荒い運転は危ない気がしました。雪の上に水が乗ったような滑りやすい路面でも問題なく走れました。ロードノイズはスタッドレスタイヤなりにあります。他の国産スタッドレスとそこまで変わらない印象です
  • 国産で安心だし、値段も比較的安い!グリップ性能、経済性能も満足できるレベル!良いタイヤだと思います
  • 青森と北海道の往復でアイスナビ6を使いました。アイスナビ6は過去のスタッドレスよりも性能が格段に上がっていると感じました。雪国ではブリジストンが絶対の存在に思われていますが、実際使ってみた感じ、そこまでブリジストンにアドバンテージがあるとは思いませんでした。色んなタイヤを試しましたが、アイスナビ6が性能面と価格のバランスが優れていると思います

グッドイヤーはコスパ◎

アイスナビ6は価格と性能のバランス、コスパが優れていると評判です。

スタッドレスといえばブリザックやアイスガードが思い浮かびますが、アイスナビも中々の性能を有しているみたい。

口コミを見ると、制動距離が絶対に足りないとか、ふらつくなどネガティブな意見がほとんど無く、色んな路面でシッカリとパフォーマンスを発揮できているようでした。ドライ路面、圧雪路、アイスバーンなど、いずれもそつなくシッカリこなすバランス型タイヤとも言えます。

氷上での絶対的な制動距離ではブリザックやアイスガードには劣るかもしれませんが、口コミを見た限りだと、それに近い性能は持っていると感じました。

そして注目なのが価格が安いこと。やっぱり価格は大事です。雪道を走るのに必要な性能を十分有していながら、価格が安いというのは非常に嬉しいですね。

さらにここまでご紹介してきたものはアイスナビ6までのものなので、新型のアイスナビ7はアイスナビ6以上のパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。

アイスナビ7はコスパ重視の方にイチオシできるタイヤですね。性能も必要十分備えています。

 

トーヨータイヤ/ガリットギズ

  • ダンロップDSXからの交換です。乗り心地はダンロップDSXより良く感じます。フワフワとした感じ。肝心のグリップ力ですが積雪路面でも氷結路面でもよくグリップしてくれています。ブリザックやアイスガードはもっと高性能かもしれませんが、年に数回の雪や凍結するくらいなので個人的には十分な性能です。
  • ブリジストンやヨコハマ、ダンロップに比べるとマイナーなイメージがありますが、私は以前のガリットG4からの乗り換えで進化ぶりに驚いています。通常路面でも運転しやすいし、雪道、凍結路面でもグリップも大幅に性能UPしています。コスト面でも中々良いのではないでしょうか
  • 信号が青になってブレーキを離したら、滑り出していきました。次は違うメーカーのスタッドレスタイヤにします

コスパ重視のタイヤかな?

ガリットGIZに関する口コミは非常に少なかったです。発売が2014年からなので時間は経っているのですが……利用者の中でネットに投稿するひとがあまりいないということでしょうか……

私が受けた印象としてはグッドイヤーのアイスナビ6みたいなオールマイティー志向のタイヤだということです。なおかつ価格も控えめでコスパが良いという。

ブリジストンやヨコハマほど氷上性能に優れているかは分かりませんが、どの路面でも安定したパフォーマンスを発揮するタイヤだと思われます

ちなみにモータージャーナリストの評価では「ステアリング動作に対して素早く反応する」「タイヤが路面に食いついているのが分かる」「ドライ路面でもシッカリとしている」と言われていました。

口コミが少ないので、リアルな使用感は分かりにくいですが、グッドイヤーと同タイプのコスパに優れたオールマイティー系でしょうね。ただ、個人的な感想としては、口コミが多いグッドイヤーの方が信用できそうだなと思いました。

 

ダンロップ/ウインターMAXX02

  • ドライ路面でも不安感が無く、静粛性も夏タイヤ相当のレベルでした。タイヤが柔らかいのか、夏タイヤのときよりも乗り心地が良く感じました。コスパも良く満足度が高い商品だと思います。
  • 冬道の様々な路面を走ってみたがヒヤっとすることなく安心して運転することができた。静粛性能も高めでダンロップスタッドレスの進化を感じました
  • 性能に対して価格が安い。キチンと止まれるのでコスパが非常に優れている
  • 乾燥路面ではグリップ力も乗り心地も夏タイヤとほとんど差を感じません。そして1番驚いているのが静粛性。夏タイヤも静粛性が高いものを履いているのですが、同じくらい静かでした
  • コスパが良い。静粛性はブリザックのほうが良いと思うが、グリップ力はウインターMAXX02の方が良いと思う
  • ブリザックよりもウインターマックスの方がドライ路面でシッカリしていて好印象!しかも凍結路面を走ってみても、ちゃんと走れるので安心です。ブリザック買うためにあと1万円積むのがイヤで、ウインターマックスにしましたが買ってよかった
  • ずっとブリジストンを愛用してきましたが、ウインターマックス02は思いの他良かったです。ドライ路面ではスタッドレス特有のフニャ感が無く、シャーベット路面ではむしろブリザックを上回る安定性を感じました。アイスバーンなどの氷上性能はやはりブリザックに分がありますね。試しに購入したウインターマックスでしたが、ブリジストンやダンロップよりも安いし、性能も同程度あるので、良いタイヤです。2年目でも性能低下した感じが無く、性能がキープされています

ブリザックやアイスガードに近い性能を持っていながら、価格は控えめ

雪上性能、氷上性能、シャーベット路面と、どの路面でも安定した高いパフォーマンスを発揮してくれるようです。氷上性能では定評のあるブリザックに少し及ばないようですが、それ以外の路面では同レベルの性能があることが、口コミから分かりました。

あと「タイヤナビゲーター」さんという別サイトにブリザックVRXとウインターマックス02の比較記事があったのですが、乗り比べた結果、氷上性能でブリザックに負けた以外は、同程度の性能だったそうです

氷上性能ではブリザックに負けてしまったわけですが、差はそこまでなく、VRXに近いレベルの氷上性能を持っていたとのこと。でも、スピードを乗せたまま曲がるときのグリップ力はウインターマックス02の方が上だったそうです。氷上での横グリップならウインターマックスにアドバンテージがあるようですね。(VRXの項目でもご紹介しましたが、やはりVRXは縦グリップにかなり強いものの、横グリップはイマイチみたいです)

あと、ドライ路面での安定感や静粛性能も口コミで評判でしたね。スタッドレス特有のフニャフニャ感が無く安心して走れること、静粛性が比較的高いという意見が口コミで多く見られました。

スタッドレスタイヤとしての基本性能はかなり高いようですし、価格もブリザックよりもお安めなので、コスパは抜群!ウインターマックスってこんな良かったんですね~。

 

ピレリ/ASIMMETRICO

  • 今年で2年目になりますが、昨年に比べて性能低下を感じました。おや?と思って、タイヤを触るとちょっと硬い……2年目でこんなわかるくらいの劣化はちょっと早い気がします。肝心の性能ですが、横方向のグリップがイマイチな気がします。同じ海外メーカーのミシュランはもうちょっと良かったのにな…
  • ずっとブリザックですが、ピレリに変えました。雪道や、凍結路面ではやはりブリザックに分があるように感じます。とはいえ、アシンメトリコでも問題は無く、十分なレベルでした。逆にドライ路面ではアシンメトリコの方がしっかりとしており安心感がありますね。静粛性もアシンメトリコの方が上です。凍結路面での性能を求める人以外は結構良いですよ。ブリザックに比べてかなり安いです
  • 安かったので心配していましたが、基本的にドライ路面や時々雪があるところを走るくらいなので、全く問題ないです。驚きは高速道路でした。夏タイヤと変わらないくらい普通に走れちゃいます。次のスタッドレスもピレリを買うと思います
  • 圧雪、凍結路面ともに、グリップレベルが低い。圧雪の峠道で坂を登れなくなったことがありました。これまで使ったスタッドレスではこんなことが起きなかったので、きっと性能が劣っているんだと思います。ただ、乾燥路面や静粛性は夏タイヤかと思うくらい良いですね。年に数回の雪に備えてスタッドレスを選ぶという人にはかなりオススメできます
  • 走り出しがスムーズだし、シッカリと雪を噛んでくれるので、横滑りもしないです。アイスバーンでも今のところ、不安感は無いですね。あと静粛性が高いです。他のスタッドレスだと冬タイヤはウルサク感じますが、ピレリは静か!素晴らしいと思う。周囲はブリザックとアイスガードだらけですが、アシンメトリコは価格とのバランスが文句なしです
  • ピレリに変えて2年目ですが、効きがあまり良くないです。以前履いていたIG20は4年履いても大丈夫でしたが…。コスパ面やドライ走行性能は良いと思うので、雪があまり降らない地域の人に良いかもしれません。雪山に行く人には不向きかも?
  • アシンメトリコ2年目の使用感ですが、特に劣化した感じは無し。国産スタッドレスに比べてドライ路面の強さを感じます。心配だったグリップ性能ですが、2年目でも特に困るようなことはおきていません。今のところ2年目でも問題なく使えており、この性能がこの安い価格で手に入るのは非常に魅力的に感じます
  • VRXからアシンメトリコに交換したのですが、VRXより優れた走行性能と静粛性を実感しました。雪道でも発進、止まる、曲がるの動作が普通にできますし、文句なしです。前にVRXを買ったときは高額だったのもあり、高性能に驚きましたが、アシンメトリコは半分以下の値段でVRXの性能と遜色ないことに驚きです。安いだけに不安でしたが杞憂でした

安くて高性能、アシンメトリコ

多くの方が言われているのが乾燥路面の走行性能、静粛性です。スタッドレスにありがちな腰砕け感やウルサイ感じが抑えられていて、夏タイヤに近いフィーリングなのだとか。この点は多くの人が高評価していました。

そして肝心の凍結路面なのですが、他社スタッドレスに比べて劣るという人もいれば、必要十分な性能と言う人もいます。口コミの感じを見た限りではブリザックほどの氷上性能は持っていない印象を受けました。とはいえ、氷上でも問題なく走れている人もいるようなので、必要十分な性能は持っていると判断できます。凍結路面性能に特化したければピレリよりもブリジストンの方が良さそうですね。

あと気になったのが経年劣化の件。2年目になり性能が低下したという人もチラホラ見られました。逆に2年目でも問題ないという人もいますが。国産メーカーでは2年目で性能低下という意見は効きませんが、ここは海外メーカーの粗部分なのかも……?

極端な性能低下を感じるのはその人の思い込みなのか、それとも気にならない人が少し感度が悪いのか、ちょっと分かりませんが、性能劣化の可能性もあると覚えておいたほうが良さそうです。

ピレリは海外メーカーなので、大体の人が国産タイヤを買ってしまいますが、口コミを見るとかなり評価が高くて驚きです。ブリザックやアイスガードに近いくらいの性能を持っていて、なおかつ価格がお安いので非常にコスパ抜群の商品だと言えますね。山に頻繁に行く人は保険の意味も込めて、ブリザックとかの方が安心かもしれませんが、ドライ路面中心の雪があまり降らない地域にお住まいであれば、アシンメトリコはかなりイイかもしれないですね!

 

ミシュラン/XI3

  • 雪国に暮らしているワケではないのでドライ性能も重視して、ずっとミシュランを使っています。ドライ路面では静粛性、安定性共に文句なしです。雪道ではほとんどの路面でシッカリとしたグリップ感があり、非常に安心感がありますが、ツルッツルのアイスバーンは滑ります。他のタイヤに比べて横方向のグリップが劣るような気がしますが、縦方向ならシッカリグリップします。カーブ前に減速すれば問題なしです
  • ドライ路面、ウェット性能は非常に良いと思います。グニャグニャした感じがありません。で、肝心の雪道ですが、色んな路面を一通り走行しましたが、国産タイヤと比べて劣っている感じはありませんでした。ただ、タイヤ溝が埋まるくらいの雪が積もっている所やシャーベット路面では横方向に少し弱い気もします。当方、降雪地帯に住んでいますが、全く問題なく走行できており、なおかつ普通の路面も夏タイヤのように走れるので非常に満足しています
  • ドライ状態のときは本当に良いです。静粛性も高い。ただ、重めのズッシリした雪が積もった所を走った時に、坂を登れずひどい目に遭いました。私と相性が悪かったのか??ドライ性能が本当に良いだけに残念。一応雪があまり振らない地域に住んでいるので、一応十分な性能です
  • 滑り出しが分かりやすいので、滑ると思ったときにもビックリすることがありません。雪上走行は深い雪でも新雪でも湿った雪でも問題なく走れています。坂道発進でホイールスピンすることがありますが、アクセルをゆっくり踏めば走っていけます。ただ、アイスバーンでは国産タイヤに少し劣るような気はしています。でも問題ないレベルです。
  • 圧雪路面やアスファルトではダントツの安定感だと思います。摩耗性も良さそうだし、永く持ちそうな気がする。高速安定性はブリジストンより良かったですよ。
  • 夏タイヤと変わらないくらい、乾燥路面での性能が高い。変えたと言わなければ冬タイヤだと分からないのではないか?と思うほど。でも氷の上に水が乗った非常に滑る状態では、ホイールスピンすることがあった。ブリザックやアイスガードのような氷上性能の高さは無いけど、グリップ感はしっかりあります
  • レボGZからの交換ですが、こんなに良いとは驚きました。アスファルトでの安心感がレボGZと大違い。さらにスタッドレス特有のフワフワ感がなくて最高です。私は青森や秋田などの降雪地帯を走っていますが、全く問題なく使えています。レボGZは唐突に滑り出すような感じでしたが、XI3はハンドルを通して路面状況が伝わるので安心感もあります

抜群の乾燥路面・静粛性!雪道性能も高め

XI3は乾燥路面の走行性能と静粛性が評判でした。スタッドレスタイヤにありがちなグニャグニャ感が無く、走行中も安定性が高いとのこと。さらに静粛性も高いので、まるで夏タイヤに近いようなフィーリングであることが、多くの方から支持を得ていました。

もちろん、雪道での性能も確かです。圧雪、シャーベット、凍結路と、どの道でも高いグリップ力があることが口コミから分かります。特に注目したいのは凍結路性能なのですが、縦方向・進行方向に対してのグリップ力は中々のものなのだとか。ただ、横方向に対してのグリップ力は弱いかもしれないと指摘する声もありました。

ミシュランXI3はドライ路面・静粛性が優れていて、なおかつスタッドレスとしての性能もかなり高いモノをもっていると判断できます。

価格的にもブリザックよりお安いので、コスパ面で見ても満足度が高いタイヤだと思いますよ。

 

 

【まとめ】

最後に、口コミから得られた実際のフィーリングをまとめてみました。

ブリザックVRX

  • 圧雪・シャーベット・氷上のどのシーンでも高い性能を持っている
  • ウリである氷上性能はスタッドレスの中でも1番かと思われる
  • ただし、氷上性能で強いのは縦方向グリップであり、横方向は意外と弱いことが使用者から指摘されている
  • ムリしてVRXじゃなくてもレボGZで良かったとの声多数
  • レボGZの方が横グリップが強かったとの声多数
  • 乾燥路面の性能は他のスタッドレスの方が上
  • 静粛性も他のスタッドレスの方が良さそう
  • 価格が高い。氷上性能特化のタイヤ
  • 経年劣化は強そうだが、乾燥路面を頻繁に走ったときの摩耗が早いと噂されている

 

アイスガード5プラス

  • ブリザックに近い・同等の氷上性能を持っている様子
  • ブリザックVRXは凍結路面で横グリップが弱いけど、アイスガードは横も強い
  • 圧雪・シャーベット・氷上性能全てにおいて、かなりの高評価
  • ドライ路面の走行性能はブリザックより上との声多数
  • ブリザックよりも価格が安い
  • 乾燥路面・雪道のどちらでもハイパフォーマンスのタイヤ
  • ブリザックからの交換で、アイスガードに満足している人が多く見られた

 

アイスナビ7(発売されたばかりなのでアイスナビ6のまとめ。7はコレよりも性能が上)

  • ブリザックやアイスガードほどの氷上性能は持っていないかもしれないが、近いくらいの性能はある
  • 氷上での絶対的な性能を求める人はアイスガードかブリザック
  • 氷上、雪道、ドライ路面、シャーベットとどの道でも安定した走り
  • なおかつ価格が安い
  • ブリザックと比較してみてそこまで差を感じないとの声あり
  • コスパ抜群

 

ガリッドGIZ

  • 非常に口コミが少ない
  • アイスナビのようなオールマイティー系のタイヤ
  • 価格も高くない
  • 積雪、凍結、どちらでも高い安定性
  • 乾燥路面でも走りやすい

 

ウインターMAXX02

  • ドライ路面での走行性・静粛性は夏タイヤ級
  • どの冬道でも高い性能
  • 乾燥路面ではブリザックよりもウインターマックスの方が優れている
  • これまでブリザックだったけどウインターマックスにしたら満足度高いとの声多数
  • 性能に対して価格が安め
  • 氷上性能では縦グリップでブリザックに僅差で負ける、しかし横グリップではブリザックより上だった
  • コスパが良いとの声多数
  • アイスガードやブリザック級の性能を持っているっぽい

 

アシンメトリコ

  • 乾燥路面での走行性能、静粛性が評判
  • 乾燥路面ではブリザックより断然上
  • 絶対的な氷上性能ではブリザックに及ばないとの声多数
  • とはいえ、どの雪道でも高い性能を持っているとの声も多い
  • これまでと違い、日本専用設計として開発した
  • 2年目の劣化を指摘する声あり
  • 性能に対して価格が安くコスパ抜群!満足している人も結構多い

 

XI3

  • ピレリ同様・乾燥路面での性能が評判
  • 乾燥路面ではブリザックよりも断然上
  • どんな雪道でも高いグリップ感がある
  • 氷上では縦グリップに強く、横グリップに弱い傾向がある
  • 乾燥路面、雪道とどちらでも高い性能を持っているタイヤ
  • 海外メーカーだからあまり注目されないけど実は結構性能が良さそう

比較し終えてみて……

私はこれまで雪道ではブリザックだろうと思っていたのですが、比較してみて少し考えが変わりました。色んなスタッドレス使用者のリアルボイスを聞いて、他のタイヤも良いなと思えてきました。

個人的にはアイスガードとかウインターマックスがいいなとか思っています。あとピレリやミシュランも気になってきた……(笑)あとは価格とのバランスですね。一般庶民なので、価格面も気になります(笑)性能も大事だけど価格も大事!

そして考えなきゃいけないのは自分の使用用途や環境。普段からツルッツルの路面ばかりだったらブリザックなどの氷上特化が良いのかもしれませんが、乾燥路面もそれなりに走る機会が多い場合は他のタイヤの方がむしろ適していることもあります。

今回の比較を通してみて、自分の使用用途や環境に対してどうか……という視点からも考えてみようと思います。使用用途・環境・価格・性能と、多角的に判断してベストなスタッドレスを探したいですね!

これまでブリザックだったけど高いから他のにしようかなぁ、他のでも性能高いみたいだし……(笑)

今回の記事がみなさんのスタッドレス選びの参考になれば幸いです。

それでは今回はこの辺で……最後までご覧いただきありがとうございました。

みなさん良いカーライフを♪