ルノールーテシアの最上級グレード、ルーテシアRS。流麗なデザインにスポーティなチューニングが施されたRSはどんな車に仕上がっているのでしょうか。
コンパクトカーなのに、出力220ps、トルク260Nmを発揮するエンジンは、楽しい走りを味あわせてくれるに違いありません。
今回はルノールーテシアRSの評価を、まとめてお届けしたいと思います。またMTの設定が無いことが気になったので、その辺についても触れていきたいと思います。
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ルノールーテシアRSの評価まとめ!
評価をエクステリア・インテリア・走行性能の三項目に分けてご紹介していきます。
エクステリア
- コンパクトカーの中では珍しい流麗なデザインでGOOD
- 5ドアなのに、3ドアハッチバックみたいなキレイなラインが良い
- マフラーやブレーキキャリパーなど、RSならではの装備がカッコイイ
- 目を奪われるようデザイン
- 色がキレイ・塗装がしっかりしている
エクステリアについては流麗なデザインであることと、塗装の美しさに高評価が集まっていました。ベースのルーテシアのときも、デザインや塗装の美しさが1番評価されていましたね。
ルーテシアのデザインは最近の車と比べると、曲線的でどこか女性的な雰囲気を漂わせています。国産車でいうマツダ車っぽい雰囲気でしょうか。日本ではドイツ車が多く見られるせいか、ルノーのデザインは新鮮に感じます。
RSはマフラーや18インチホイール、フロントエアロなどでスポーティな印象になるのですが、「品」が失われていなくて好感が持てます。スポーティだけど美しいですよね。
インテリア
- 高級感は無い。ショボくもないけど、普通
- フロントシートがスゴク良い
- リアシートはベンチシートみたいで長距離は疲れる
- 普通のルーテシアでもそうだけど、ドリンクホルダーが役割を果たさない
- シートやステアリングに入っている赤ステッチがレーシーな気分にさせる
インテリアの質感については高級感は無いようです。チープという意見も見られなかったので、普通というところでしょうか。
インテリアで気になる部分としては、内装の質感よりもドリンクホルダーの不便さが挙げられています・・・ルーテシアRSはドリンクホルダーが中央に2個あるのですが、そのうち1つは小さくてペットボトルが入りません・・・(ベースのルーテシアも一緒)
「冗談でしょ?」と思うかもしれませんが、小さい方のドリンクホルダーとかは紙コップなどの小さい容器の飲み物を置いておく場所だそうです。(フランスの人はこれで不便じゃないのだろうか?)
引用元 http://redelx.blog.fc2.com/
なので専らドアポケットにドリンクを置いておくことが多いのだとか。中央のドリンクホルダーは不便なので、市販のドリンクホルダーを買ってきて、改造して取り付ける人も多いようです。
このドリンクホルダーの他にリアシートの硬さなども指摘する声があり、インテリア全体の評価としては低めになっています。
インテリアの中で(唯一)高評価だったのはフロントシート。体のフィット感、サポート性能、カーブ時に滑らないなど、ほとんどの人が良いと言っていました。
ルノーのシートはルーテシア以外の車でも評判ですね。カングーのシートも「疲れない」と、好評でした。
関連記事:ルノーカングーの評判や燃費は?故障多発でメンテが大変?!
走行性能(乗り心地も)
- 操縦安定性と乗り心地のバランスが良い
- ダンパーの減衰力は上がっているはずなのに、乗り心地が良い
- 乗り心地が悪い
- FFとは思えないほど回頭性が高い
- 路面の凹凸や段差でも不快ではない
- ボディ剛性が高く、高速道路でも安定していた
- メガーヌRSに比べると、ルーテシアRSの方が軽快感がある
- エンジンのレスポンスが良く、運転が楽しい
- 吹け上がり、パワーの盛り上がり、共に気持ちいい
- 速いけど、超絶速いわけじゃないので扱いやすい
ルーテシアRSの走りを言い表すなら「軽快」「楽しい」「扱いやすい」「速い」という言葉が当てはまると思います。220ps、260Nmというスペックは、スポーツカーの中ではありきたりですが、ルーテシアのようなコンパクトカーに備わると、一気に楽しい車に変わります。
アクセルを踏みこむとリニアに盛り上がるパワー、素早い変速、コーナーでの粘りなど、楽しいドライビングが可能になっているようです。
スペックがスゴイので、速いのは当たり前ですが、扱いやすいという特性も魅力的です。モンスター級のマシンだと自分の運転テクニックも必要になってきますが、ルーテシアRSはテクニックが無くても扱いやすい特性になっています。
出来の良いパドルシフトや、サポート性の高いシートのお陰でアクセルやブレーキ操作に集中することができます。
なんだかんだで楽しい車というのは、自分が扱いきれる性能を持っている車だったりするので、気軽に本格スポーツドライブが楽しめるのはルーテシアRSの良いところです。
(パワーはあるんだけど、ぶっ飛ぶぐらいの速さじゃないし、でも加速感はあるし・・楽しいという点でバランスが良い)
そして日常での快適性能ですが「硬いけど日常でも使える」という評価が多かったです。サスペンションの質感はあくまで硬め。でもゴツンゴツンと不快ではないということで日常使いも可能ということでした。
ただ、フワフワした乗り心地の車(特に国産車)から乗り換えた場合は、「乗り心地が悪い」と思ってしまうかもしれません。スポーツカーなどの硬めのサスペンションに慣れている人は、逆に好感触だと思います。
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MTの設定って無いの?!
ルーテシアRSにはMTの設定がありません。普通、最上級のスポーツグレードってMTの設定があるような気がしますが、ルーテシアRSにはMTがないのです。
これはどういうことか・・と思ったら、なんとエントリーグレードである「ルーテシア ゼン」にMTがあるじゃありませんか。
つまりもしMTのルーテシアに乗りたかったら「ゼン」を選択して乗るしかないということになります。1番安いグレードにMTがあって最上級がオートマというのは、なんか不思議な感じですね。
おそらくルノー的には「速く、楽しく、走るためにはオートマ」という思想なんだと思います。その思想を体現するかのように、ルーテシアRSにはパドルシフトが付いています。
もしMTだとその性能を活かしきれる人は限られてきますし、パドルと違って手足が忙しいので、運転中に目を三角にしながら走らなければいけなくなります。
パドルシフトになることで動作に余裕が生まれ、なおかつ機械が素早い変速をしてくれるので、誰でも気持ちいドライビングが可能です。ルーテシアRSはそういう方向性の元、ATのみの設定になったのだと思います。
ルーテシアRSには精度の高いパドルシフトが付いているので、それで十分満足ですが、やっぱりMTの設定も欲しいところです。
MTの設定もあれば日本でも売れると思うので、次回は設定してほしいものですね。そもそもMTを選ぶ人は運転が好きな人がほとんどなので、ルーテシアRSのターゲットとして相性が良いはず・・・ルノーさん次回はお願いしますね。
まとめ
- ルーテシアRSで高評価な部分は、エクステリアのデザイン・サポート性が高いシート・走行性能
- イマイチな部分はインテリアの質感やドリンクホルダーの不便さが挙げられる
ルーテシアRSはかなり速いマシンですが、誰でも簡単にスポーツドライビングが楽しめます。パドルシフトの素早い変速や、アクセルに対してリニアに盛り上がるパワーで、とても軽快です。
超硬派な激速ホットハッチを想像している人にはあまりマッチしませんが、手軽に本格スポーツドライブを楽しみたい人には、かなりオススメの車といえます。
ただし、ルーテシアRSは手軽に、かつ本格スポーツドライブが味わえる反面、MTの設定がありません。もしMTのホットハッチに乗りたい場合はメガーヌRSがオススメですね。
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