2016年に待望の718ケイマンが登場しました。「718」という車名は1950年代に活躍したポルシェ車に由来しており、718ケイマンがポルシェにとって自信作であることが伺えます。
性能が素晴らしいのに、価格がポルシェの中では一番安く、ポルシェ入門として考えている人に注目のモデルではないでしょうか。
今回はそんな718ケイマンの試乗評価や故障について調べてみたいと思います。
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ポルシェ718ケイマンの試乗評価をチェック!
試乗評価をエクステリア・インテリア・走行性能の3項目に分けてご紹介していきます。
先代の自然吸気6気筒エンジンから、2L 4気筒ターボになったことで賛否両論あるようですが、評価はいかに・・・
エクステリア
- ポルシェらしい美しいライン、後ろからのデザインもカッコイイ
- 911よりも好き
- ベースグレードだとローターが小さくて貧弱に感じる
- 文句のつけようが無い
- 画像や写真で見るよりも明らかにカッコイイ
- 時代に依存しない普遍的なデザインで、長く保持する喜びがある
エクステリアの評価はほぼ100点でした。(管理人的にも超絶カッコイイと思っています。)他メーカーとは違う独特で美しいフォルムが評判。
フェラーリやランボルギーニとはまた違ったスーパーカーの魅せ方ですね。スーパーカーであることは一目で分かりますが、フェラーリやランボルギーニのように攻撃的なデザインではなく、どこか女性的で美しい一面を持ち合わせています。
時代が変わっても「ああ美しいな」と思えるバランスの取れたデザインですね。見ているだけで喜びを感じれるエクステリアと言えます。
エントリーモデルでこの美しいデザインは、文句のつけようが無い・・・
インテリア
- ムダの無いレイアウト
- 前を見ながらでも必要な操作ができる
- スポーティな演出で気分が上がる
- ドリンクホルダーが使いにくい
- 文句のつけようが無い
引用元 http://st.automobilemag.com
インテリアもかなり高評価ですね。質感もさることながら、ドライバーが運転に集中できるように人間工学的に考えられているところも高く評価されていました。
ここがポルシェのスゴイところでしょう・・・ただスペックや高級感を求めた車なら世にたくさんありますが、ドライバーがシッカリと運転できるように作られている車はかなり少ないです。
ポルシェがポルシェたる所以はこういう所にありますね。
ポルシェいわくに・・・
中央に配置した3連丸型メーターやインテリアの全てが、ドライバーを最優先するという原則に従っています。スイッチ類や機能は直感的に操作でき、あらゆる情報がドライバーの手元に準備されています。
だそうです。さすが、よく考えられています。ドライバーオリエンテッドの極みですね。
走行性能
- コーナリング性能がヤバイ
- ベースグレードだと音が微妙・・な気がする
- ベースグレードは高回転まで回さないとパワー不足を感じる
- ケイマンSにしておけば良かった
- サスペンションは硬いが、不快ではない
- 乗って楽しいとはこの車のこと
- めちゃくちゃ乗りやすくてビックリ
どの方もコーナリング性能にはかなり高評価を出していました。コーナリングではポルシェらしい異次元の性能が特に感じられるようです。
プロの評論家の方も「大きな声では言えないくらいのスピードで曲がれる」と太鼓判を押しており、718ケイマンがコーナリングで圧倒的な性能を保持していることが分かります。
乗り心地が意外と・・・
スーパーカーやスポーツカーは乗り心地が悪いのが定番ですが、718ケイマンは乗り心地が悪くないようです。それどころか「他のスポーツカーよりも乗り心地が良い」との意見も見られました。
サスペンションの質感は言うまでもなく硬めのようですが、だからといって突き上げや段差で不快かというとそうではないのだとか・・・
おそらくボディ剛性がすこぶる高いことや、絶妙なサスセッティングが関係しているのだと思います。オプションのPASMだとさらに快適だという意見も見られましたよ。
乗り心地と走行性能・・相反するものを同時に両立するところにポルシェのスゴさを感じずにはいられませんね。これならちょっとした街乗りでも、ポルシェで出かける気になれそうです。
ハイパワー派・本格派はケイマンSの方が良いかも
走行性能の評価をチェックしていると満足している人と、物足りない人に分かれていました。
これはおそらく、気軽にスポーツ走行を楽しみたい「ライトユーザー」と、ガチで走りを楽しみたい「本格派」では受ける印象が異なることに起因していると思われます。
718ケイマンに採用されている2L4気筒ターボは、先代の6気筒エンジンに比べて出力が20ps向上しています。スペックはUPしていますが、低回転時のターボラグ感や高回転域での陶酔感は、これまでのエンジンに比べて物足りなさを覚えてしまうようです。
これまでポルシェを乗り継いできた人や、本格的な走りを求める人には、ベースモデルのちょっとしたアラが大きく感じられてしまうみたいですね。そういう方にはケイマンSの方が良いかもしれません。
ちょっとネガティブなことを書きましたが、ベースモデルの718ケイマンでも非常に高い水準を満たしていることは間違いないです。
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ケイマンって故障が多いの?
「外車と言えば故障しやすい」これは車好きじゃなくても聞いたことがあるくらい、昔から言われ続けています。ではポルシェケイマンはどうなのでしょう・・・ケイマンの故障について調べてみました。
718ケイマンは故障例見当たらず
調べてみたところ、718ケイマンには故障例が見当たりませんでした。
2016年に発売されたばかりなので故障が無くて当然・・・と思う方もいると思いますが、デビューイヤーで故障する車もあるので、それを考えると耐久性は高いと考えられます。
(新型のアウディA4とかはバーチャルコクピットの不具合がチラホラ出ていましたし・・・)
981型・987型のケイマンには故障が少々
前期型の981型や987型には故障例がいくつか見られました。その事例を挙げてみます(故障とはいえないような小さなトラブルも含めて)
- リモコンキーとリアハッチが勝手に連動して、リアハッチが勝手に開く
- 前輪のホイールの重量が左右で違っており、ハイスピードで走るとイヤな振動が起きた
- 警告灯が点灯する
- センターコンソールの下から両面テープが垂れる(多い)
- リアハッチがガタガタする(多い)
驚いたことに「道路の真ん中で急停止した」とか「トランスミッションが入らなくなった」などの致命的なトラブルはありませんでした。(1990年代のポルシェ車は普通にあったようですが)
リアハッチがガタつくなどの軽度なトラブルは少々あるようですが、走行不能などの故障は見当たらず、故障に対する信頼性は高いと思われます。
『ポルシェは故障しにくい』というが実際はどうなんだ?
よく「ポルシェは故障しにくい」と聞きます。私は最近になってこの言葉を知ったのですが、ポルシェ乗りの間では昔から言われていたのだとか。
で、実際のところどうなのかといえば、私の主観も交じりますがが「故障しにくい方」だと思います。オーナーさん達の意見を見ていると「全然故障してない」という意見が多いですし、走行不可能になる故障が見当たらないことからも「故障に強いメーカー」だと判断しました。
ネットで調べると「大衆車に比べて延べ数が少ないから故障が少ないのは当然」という意見も見られ、それも一理あると思いますが、走行不可能な故障が見当たらないのは、「故障に強い」に値するものだと思います。
まとめ
- エクステリア・インテリア共に高評価
- ハンドリングやコーナリングで異次元の性能を体験できる
- 速さを求める本格派の人にはベースグレードのエンジンだと物足らない
- 乗り心地も確保されており、街乗りにも使いやすそう
- 気軽にスポーティな走りを楽しみたいライトユーザーなら、ベースグレードで十分過ぎる
- 他の外車メーカーに比べて故障が少ないのは本当だと判断する
- 多少のトラブルはあっても、走行不可能等の深刻な故障が無いのは故障に強い証拠ではないか
718ケイマンの評価を調べてみて、多くの方が異次元の性能に満足していることが分かりました。エクステリアもインテリアも非日常的で、なおかつ走りも超ハイレベルなので高評価続出でした。
しかしその一方で、ガチで走りを求めるユーザーからは、ベースグレードでは物足りないという意見も見られました。物足りないのはシャシー性能ではなく、エンジン性能とのこと・・・
そういう人にはワングレード上の718ケイマンSがピッタリといえそうです。逆に気軽にスポーツ走行を楽しむライトユーザーなら、ベースグレードで持て余すほどの性能を体験できると思います。
故障も少ないようなので、ケイマンを買ったら楽しいポルシェライフをおくれそうですね~!
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またいらしてくださいネ♪
エントリーモデルでこの美しさと性能なら超魅力的・・・!
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