今回はプジョー新型2008の試乗評価をまとめていくと共に、燃費チェックをしてみました。
2016年9月、デザインを一新したプジョー2008。名前もクロスオーバーからSUVに変わり、力強い印象に変化しています。
今のトレンドを取り入れた新型の評価はいかに・・・!?
スポンサーリンク
【プジョー2008の試乗評価】エクステリア編
- SUVだけど、街にも似合う
- テールランプが、他メーカーに無いデザインでカッコいい
- 先代よりもSUVらしくなって良い
- 「いかにも外車」な感じじゃなくて好感がもてる
- 以前よりもルーフレールが似合うデザインになった
- 今っぽいSUVになった
- プジョー乗りは、日本で少ないので良い意味で目立つ
エクステリアは、先代2008よりもSUVっぽくなり、高評価です。先代2008は上品、静かな印象でしたが、新型はアグレッシブで力強い感じになっています。
ルーフレールは先代2008から付いていますが、SUVっぽさが増した新型の方が似合う感じがしますね。また、ホイールアーチのブラック化も「今」っぽくて良いです!(個人的にも好き)
他に高評価だったのはテールランプ。他メーカーのデザインと全然違います。後ろに付いた車はプジョー2008を見て「この車どこの?」と思うに違いありません。
プジョー2008は、見た目に「いかにも外車感」が無いのに、日本車ではない雰囲気をさりげなく漂わせるデザインが秀逸。
インテリア編
- メーター周りのデザインがセンス良い
- メーターの縁取るイルミネーションが都会的
- アリューレだとクロームメッキが使われていて、なかなか高級感がある
- 派手さは無いけど質感は高い気がする
- インテリアはスタイリッシュかつ、品が良いデザイン
- ルーフが大きく開くので、開けたときの開放感がすごい
- 天井のアンビエントライトがキレイ。天井のライトは珍しい
- シートの出来が良く、疲れ知らず
インテリアも中々高評価。チープとかの意見はありませんでした。
プジョーのインテリアは、全体的にとてもスタイリッシュにまとめられています。高級パーツを盛り込んで高級感を出すのではなくて、デザイン全体で品の良さを演出しています。
特に印象的なのはメーター周りのイルミネーション。縁取るように光るイルミネーションは、他車ではなかなか見られないデザインです。
このイルミネーションもスタイリッシュな印象を強めていますね。
車内の広さですが、十分な空間が確保されており、快適です。後ろのスペースもマズマズ確保されています。背が高い人でなければ十分なスペースでしょう。
あと、「シートの出来が良い」という評価も多かったです。長距離でも疲れないし、左右に振られたときでもサポート性があるようで、快適なドライビングが楽しめると評判です。
プジョー2008ではGTラインとアリューレで、インテリアの仕立てが異なるのですが、個人的に好きなのはアリューレ。
クロムメッキパーツや青のイルミネーションが、スタイリッシュなインテリアに合っている気がします。
GTラインは赤ステッチが入ったり、メーターのイルミネーションが赤になります。スポーティなイメージのインテリアが好きな人は、GTラインの方がマッチすると思います。
走行性能編
- 高速走行時の安定感が高い
- 先代ではギアのギクシャクがあったが、新型はあまり無い
- 乗り心地は硬質だけど、不快ではない
- 意外と動きが軽快で、ワインディングでも楽しい
- GTラインに搭載されているグリップコントロール機能がスゴイ!
- 1.2L 3気筒ターボは物足りなそうに見えて、意外と必要十分
プジョー2008の走りの質感は硬質。フランス車といえば猫足のようなしなやかなイメージでしたが、新型からはガチっとした感じになっています。
硬質だからといって、乗り心地が悪いかといえばそういうこともなく、不快な衝撃は上手く抑え込まれており、快適性は確保されています。
またこの硬質な足回りが、走行時の安定感を生み出しており、SUVでもスポーティな動きを可能にしています。
最近のSUVは、見た目は重そうなのに動きが軽快な車が多いですね。技術の進歩を感じます。
エンジンは1.2L 3気筒ターボで、スペックを見ると頼りない感じです。(出力110ps、トルク20kg・m)
このスペックでプジョー2008のような大きな車を動かせるのかと思いきや、意外と大丈夫なようです。
低回転から発生する最大トルクで加速はスムーズ、スペック以上に感じる走りができるのだとか。
でも急斜面の登板はキツイという意見が見られました。坂道では「エンジン頑張ってる感」があり、アクセルの踏み込みが必要なようです。
プジョー2008のエンジンは1.2L 3気筒ターボしかありませんから、もし、パワフルで速いSUVに乗りたい場合は、違う車のほうが良いかもしれません。
内外装のデザインが良いだけに、エンジンラインナップの少なさが残念です。ディーゼルエンジンとかあれば、日本でもっと売れると思うんですけどね~・・
スポンサーリンク
実燃費はどれくらい??
- 街中などで信号が多い所 9~11km/L
- 流れの良い一般道路 14~16km/L
- 高速道路 16~18km/L
- 時速100キロ以上で長距離運転 15km/L前後
メーカー公表値は17km/Lです。実燃費平均は13~14km/Lということになりました。外車にしては、かなり燃費が良いほうですね。しかも大きな車なのに。
ちなみに同クラスのライバル車である、ベンツGLAやBMW X1は実燃費平均が10km/L前後。これらの車と比べるとプジョー2008の燃費が優れていることがわかります。
プジョー2008の動画
初めはエクステリア紹介から始まります。7分30秒からインテリア。20分くらいから走行シーンです。
試乗している外人さんは背が高いので、後部座席に座った時に窮屈そうです。インテリアかっこいいなぁ~。
まとめ
- 外装は品があり、力強いデザイン。先代に比べSUV色が濃くなった
- 内装はスタイリッシュ。日本車には無い、演出の仕方が高評価
- シートの出来が評判
- 内外装共に良い感じ
- 走りの質は硬質。SUVだけど安定感のある走りができる
- エンジンのラインナップが1.2Lターボしかないので、飛ばして走りたい人には向かない
- 実燃費平均は13~14km/L。同クラスのライバルの中でもかなり優秀
新型プジョー2008はスタイリッシュな内外装が魅力の車です。しかも燃費も優秀。もの足りないところがあるとすれば、パワートレインの少なさです。
1.2Lターボのエンジンは、スペック以上の加速感を味あわせてくれますが、パワー感を求める人には不向きです。パワー感があるSUVを求めている人は、おそらく満足できないはず。
その点、BMW X1であればパワートレインが豊富です。走りに重きをおいている人だったらプジョー2008じゃない車のほうがオススメと言えます。(価格帯は全然違いますが・・・)
逆に燃費重視のSUVに乗りたい人や、さりげなくスタイリッシュなデザインのSUVに乗りたい人にはプジョー2008がマッチしていると判断できます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
スポンサーリンク