ホンダからは初のミニバンとしてデビューしたオデッセイ。

ミニバンブームに火をつけたといっても過言ではない車です。

そして何より、高い剛性、広い室内が特徴的。

1994年に発売されてからモデルチェンジを繰り返し、現在の5代目に。

ホンダが低迷期に出した車が、今ではコンビニの定番商品のように現在まで販売されています。

ただ、この現行型5代目のオデッセイ、2016年を境に乗り心地に変化が出ていると話題に。

 

今回はこの乗り心地に対して、改善されているのか?モデルチェンジ前の車の対策について検証してみました。

 

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2016年のマイナーチェンジ以降、乗り心地に違いが?

まず、オデッセイのグレードについて。

ざっくりいうとノーマルタイプのGタイプと、スポーツタイプのアブソルート。

この二つのタイプに分かれます。

今回乗り心地に不満が出ているのは、スポーツタイプのアブソルート

そして購入者の9割はアブソルートを購入しているというデータが。

ということは、5代目オデッセイを2016年以前に購入した9割の人が該当する内容!

そして、その乗り心地に対して不満を持っている方が多く、どのように改善しているのか、どういう対策があるのか、調べてみるとたくさんの情報が。

口コミサイトでも、ホンダは走る車を作っているので、運転手が運転を楽しめる車を作っているから乗り心地や他の車と比べても仕方ないという意見や、乗り心地だけならノーマルを購入すればいいのでは?という辛口な意見まで。

今回は同じオデッセイのアブソルート、前期型と後期型の比較意見として、前期型に乗っている人が後期型に乗った際のインプレッションが、乗り心地は別物と評価するぐらい、全然別の物と言う評価となっておりました。

前期型はバックミラー越しに、3列目に乗ってる人が跳ねてる様子がわかる程度。

モデルチェンジ後は普通のセダン並

車に乗っていて後ろの人が跳ねてる様子を想像すると笑えますが、あなたの家族などがその状態で長距離を移動することとなったらうんざりしてしまいますよね。

そこまで乗り心地に不評がある前期型オデッセイ

原因は剛性と、走りに重きを置いているスポーツタイプならではのセッティングが問題か?

 

 

2016年のマイナーチェンジ前後、何が違う?

2016年にハイブリッドが販売される運びとなり、既存の5代目もリニューアル。

その際に今回のマイナーチェンジが行われたようだ。

そして乗り心地の違い。

2013年から5代目オデッセイとして販売されているが、いつマイナーチェンジを行ったのだろうか。

2014年に1度、そして2015年に1度、最後に2016年に1度。

1年に一度のペースで、マイナーチェンジを繰り返し、今の現行車両へと進化を遂げました。

2016年のマイナーチェンジ、追加されたハイブリッドモデルの登場がこのモデルチェンジのきっかけです。

このマイナーチェンジにてサスペンション、ダンパーなどの変更がされているようで、前期型とは比べ物にならないほど、乗り心地が良くなっているようです。

 

 

オデッセイの乗り心地対策について

前期型オデッセイに乗っているあなたへ朗報です。

乗り心地に不評だらけですが、対策がありました。

どんなものがあるのか見てみましょう。

現在一番有力な車高調。

純正品か社外品かこれも悩みますね。

ホンダから出ている足回り変更キット

足回りが硬いというオデッセイオーナーの声が形になったのか、ホンダ純正品の足回り変更キットが出ています。パーツ自体は2万弱プラス工賃。

変化には気づくが、現行のオデッセイの乗り心地を知ってしまったら物足りないぐらいの変化。

社外品の車高調

各社オデッセイ用の車高調が出ております。下げすぎ注意。最初は遊びもあるので車検対応ギリギリまで下げてしまうと、車検を通すころにはサスペンションが馴染んで、思いのほか車高が下がってしまいます。

前期型がかなり硬いので、社外品に変えることで乗り心地は劇的に改善します。

個人的にはHKSがおすすめ。

HKS ハイパーマックス S-Style L ホンダ オデッセイ

値段もそれなりにしますが、新型に乗り換えるよりは断然お安い。

そしてカスタムの幅が断然広がります。

車高を落としたい人も、乗り心地を重視したい人も、両方を求める方にもこちらをオススメします!

現行オデッセイのサスペンション

これは予算が約17万ほどかかるが、現行のハイブリッドモデルの足回りを移植するということ。

要はマイナーチェンジする前の足回りは硬いわけだが、それが今回のマイナーチェンジで改善されている点。

パーツとしては同じため、純正に近い状態で利用できる。

ただ、ハイブリッド車の方が車重が重いため、ガソリン車の前期型に換装するとバネレートの問題なのか車高が上がります。

今後のカスタムスタイルと予算の都合に合わせて足回りのセッティングを考えていくといいかもしれません。

 

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タイヤを変えたら変化する?

もちろん少なからず変化はします。

今はタイヤの技術も高まり、静穏性重視の物や、グリップ重視の物、値段が安いもの等たくさんの種類がでております。

しかし、車高調ほどの体感は得られない。

とりあえずやれることからやってみようという場合はタイヤから進めていくのも悪くないでしょう。

インチダウン

純正より1インチ下げてみる。これはホイールを買わないといけないため意外に費用がかかります。

タイヤの交換

摩耗したり、空気圧が高かったり、今履いてるのとは別なものに変換も一つの手でしょう。

ただ、車高調ほどの効果、体感は得られないでしょう。

 

 

前期型は3列目がヤバイ!

前期型には突き上げに対するコメントが非常に多かったです。

段差を超えるたびにバックミラーに映る黒い影。

リアのサスペンションの問題なのですが、車高調やタイヤ交換などすぐにはできないですよね。

そんなあなたに朗報です。

今すぐできる乗り心地改善策!

3列目やラゲッジスペースに重いものを乗せて跳ねを少なくするという裏技!

タイヤを変えるより効果があります。ただしっかりと固定していないと急ブレーキ時に重いものが後ろから流れてくる可能性が。

万が一、事故を起きたときを考えるとちょっとぞっとしますね。

 

 

まとめ

今回はオデッセイの乗り心地ということで、マイナーチェンジ前と後の比較から、対策について記載してみました。

2016年のマイナーチェンジ以降は、足回りも改装されており、今まであったリアの突き上げや乗り心地に対する不評は拭えたと言ってもいいでしょう。

マイナーチェンジ前の車に関しては、劇的な変化を求めるのであれば足回りの換装。

前期型の場合の対応策は、車高調!

  • 足回りの根本的な部分が変われば確実に乗り味は変わる。
  • リアへのおもりは、もしかしたらタイヤを変えるよりは効果がある。
  • タイヤの交換程度で変わるほどの問題じゃない。

ホンダ純正足回り改装キットも出ていますし、社外品の車高調もあります。

そして現行ハイブリッドの足回り移植という手段も。

 

予算の都合と乗り心地をどこまで重視していくか、カスタムするのかによって個々に好みは変わっていくでしょう。

私なら車高調を入れて遊びに幅を広げたい。長く乗ることも視野に入れて中古で前期型を買うならそういう楽しみもあると思います。

現行車の場合は、足回りに不安なし!

ガソリン車にせよ、ハイブリッド車にせよ、前期型とは違う改善された乗り心地と思って良いでしょう。

マイナーチェンジ等で変化していく車。同じ5代目でも変わっていきます。

今後車選びをする際は、自分が購入するモデルや、発売時期などを踏まえて情報を精査していく必要があるでしょう。

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