ハイブリッドとガソリン車。
技術の進化と共に燃費は良くなってきておりますが、オデッセイの実際の燃費と、ハイブリッドとガソリン車の比較をしてみました。
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ホンダオデッセイの実際の燃費は?

ガソリン車
- 街乗り燃費 8~9km/L
- 流れの良い道路 10~12km/L
- 高速道路 12~16km/L
- 平均実燃費は11.4km/L
カタログ値が13.8km/Lのため、大体想像通りの数値となりました。
高速走行のみだとカタログ値を超えた数字もでてきています。
ハイブリッド車
- 街乗り燃費 15~16km/L
- 流れの良い道路 16~17km/L
- 高速道路 17~19km/L
- 平均実燃費は17.8km/L
カタログ値が25.2km/Lのため、思いのほかカタログ値より低く感じます。
ハイブリッド車に関してはまだ出て間もないことと、冬場のレビューが多いためかカタログ値を超える数字はありませんでした。
車体の馴染みと、季節の変動で実燃費に関しては、今後もっと良い情報が出てくると思います。
カタログ値と実燃費なぜ違う?

昔からカタログ値と実燃費に関しては議論がなされていました。
各メーカー同士の争いといいますか、いかに数字上よく見せるかという部分ですね。
アメリカではEPA燃費というものがあり、こちらは訴訟大国アメリカならではの公的燃費に準ずる数値として公表されています。これ以下しか実燃費が出ない場合に、メーカーは訴訟で負ける可能性があるというぐらい。
多分世界で一番実燃費に近い数字を出してくれている機関です。
日本でも公平性を求める声もあり、現在ではJC08モードでの測定がカタログ値になっております。
それでもカタログ値の7~8割ってある意味詐欺ですよね。みんながそれを見越しているというのもある意味不思議です。
平均速度 | 24.4km/h |
最高速度 | 81.6km/h |
所要時間 | 1204秒 |
走行距離 | 8.172km |
上記で測定した数字がJC08モードの燃費測定となり、カタログの燃費情報として載っております。
街乗り燃費が悪い理由は、ストップアンドゴーが多いため、巡航時と比べアクセルの頻度が多いからです。
高速走行時はアクセルも急に開けることはないため燃費が良くなっております。
もちろん、渋滞時やエアコン作動時は街乗りでも高速でも燃費は落ちます。
あとはハイブリッドの特性として、ガソリンと電気で走っているため、ガソリンを使用しない環境を多く持つことにより、燃費は向上します。
そして電気という問題点なのか、冬場のエアコンだけでリッター4キロも変化があったという口コミが。
そうなると平均値は季節にもより、エアコンを使わずエコを心がけると20km/Lを超えるという方も。
こればかりは平均値がアテにならないので、最低、最高値を探してみました。
街乗り時 最低8km/L 最高24km/L
高速巡航時 最低12km/L 最高18km/L
本当に道路環境と乗り方次第でかなりの変化が出てきています。
長距離なのか、近所のスーパーまでなのか、エアコン使用の有無等。
色々な要素が絡んできておりますが、エコ運転を心がけることでより一層燃費も向上しているという結果に。
高速巡航時はガソリン使用量が多い部分もありますが、燃費としてみると街乗り時ほど差が開くことはなかったです。恐らく道路環境やアクセルワークの問題、移動距離の問題の差と推測できます。
ハイブリッドとガソリンの比較
ハイブリッドとガソリン車どちらがいいのか。
今回はその比較です。
同じようなモデルでの比較検討が無難ということで、オデッセイアブソルートの7人乗り仕様で、ホンダセンシング付き両側電動スライドドアの両タイプを用意しました。
ガソリン車が約340万 ハイブリッド車が約380万
あとはオプションやグレードによってこの差は変わってきます。
販売価格の差はハイブリッドの方が高く、差は約40万円程。
ハイブリッドの場合、減税や1年目車検の無料など特典はさまざまですが、1回目の車検までに維持費等を盛り込んで差額を埋められるかどうか検証です。
大差はないがガソリン車優勢か?
初回車検を超すことを目安に購入時の差額、3年間の維持費、ガソリン代等を計算すると、4年目を迎えた状態でもガソリン車の方が安いという結果に。
年間走行距離が1万を超すとだいぶその差は埋まっていきます。
2万キロを超えると4年目でもハイブリッドが優勢!
距離を乗る人であれば、ハイブリッドの恩恵を4、5年目辺りで受けられる計算になります。
ただ、ミニバンという定義で家族で買い物、月1回の旅行、毎日の送迎という用途で考えるとガソリン車でまず問題ないでしょう。
もし社用車としての利用や、タクシーとしての利用なら断然ハイブリッド優勢になってきます。
年間走行距離が断然違いますからね。
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ハイブリッド車のメリット、デメリット
ハイブリッドを買って思いのほか燃費が悪かったら皆さんどうしますか?
こんなもんかと思うのか、人のデータを参考にするため調べたりしますよね。
そうするとカタログ値に近い人が必ず出てきます。
もちろんあなたとその人では走る環境もアクセルワークも路面状況も違うため、同じようにはならないのですが、エコ運転を心がけると燃費があがった。という声はどこでも聞くのではないでしょうか。
そこでメリット、デメリットを。
メリット
- エコ運転を心がける
- 安全運転になる
- スタンドに行く頻度が減る
- モーター駆動時の静穏性
デメリット
- メンテナンスが大変
- 壊れると高額
ハイブリッド車だと安全運転になり、スタンドへ行く頻度も減り、エコで静かでいいところはたくさんありますね。
デメリットの部分はメンテナンス。
エンジンとモーターというハイブリッドなので、電装系は要注意。
メインバッテリーは耐久性も上がり、車の寿命並みにあがったと言われていますが、壊れた時は高額です。
新車で購入の際は、補償など再度確認の上、最終決断を!
他のハイブリッドとの比較
各メーカー、ミニバンのハイブリッド車を出していますが、今回はオデッセイハイブリッドと他のミニバンハイブリッドを比較してみました。
オデッセイと同じ定義で比較しないと、あまり意味がないと思いましたので、7人乗り以上のミニバンハイブリッド車を比較対象としております。
全てカタログ値で記載しています。
まずはオデッセイ 26.0km/L
大型ミニバン枠
- アルファード、ヴェルファイア 19.4km/L
- エルグランド 2018年発売予定
- エスティマ 18.0km/L
- セレナ 17.2km/L
中型ミニバン枠
- ステップワゴン 25.0km/ 2017年9月末発売予定
- フリード 27.2km/L
- ノア、ヴォクシー、エスクァイア 23.8km/L
- シエンタ 27.2km/L
- プリウスα 26.2km/L
さて記述しましたが、大型ミニバン枠にオデッセイを入れるなら断トツ1番の燃費!
中型でもノア等を凌ぐ燃費の良さ。そしてハイブリッドの先駆者トヨタのプリウスαと大差なし!
最新ハイブリッドのステップワゴンより重いオデッセイの方が燃費が良いとは。
今後も続々発売されると思うので、現状でのコストパフォーマンスはオデッセイはかなりいい!
まとめ
ガソリン車の燃費
- 街乗り燃費 8~9km/L
- 流れの良い道路 10~12km/L
- 高速道路 12~16km/L
- 平均実燃費は11.4km/L
- カタログ値は13.8km/L
ハイブリッド車の燃費
- 街乗り燃費 15~16km/L
- 流れの良い道路 16~17km/L
- 高速道路 17~19km/L
- 平均実燃費は17.8km/L
- カタログ値は25.2km/L
ハイブリッドの方が平均実燃費とカタログ値に違いが出ていますが、車体も発売されてからまだ1年ちょっと。
各部が馴染み、ハイブリッドの特性を知ればこの実燃費平均ももう少しあがってきそうです。
今回はオデッセイの実燃費を見てみましたが、運転による差が激しいですね。
もともとガソリン車でも平均より燃費がいい方であれば、ハイブリッド車でもカタログ値に近づけると思います。
- 実燃費はカタログ値の約7~8割程度。
- 運転の仕方による。
- 季節の変動も燃費に影響
- 差額燃料代でハイブリッド車の本体差額分を埋めるには5年程必要
- オデッセイハイブリッドは思いのほか他社と比べて燃費がいい!
最近のハイブリッド車は燃費がいいですね。
私個人はスポーツカーがメインでしたので、10km/L行けば何でもいい方でした。
友人のRX-7で高速道路を走っていたら燃料計が目に見えて減るとか、現代ではなかなかない経験ですね。
今後もハイブリッド車は進化を遂げていきます。ガソリン車やスピードを求める車がなくなることも今後ありえそうですね。
スポーツカー好きとしては寂しい部分がありますが、環境問題も視野に入れることで、ライフワークを改めて考えるいい機会になりました。
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