日産ノートe-power試乗記!【これで価格200万円か】なるほど売れるワケだ

コンパクトカーやエコカーのカテゴリで、月間販売台数トップといえば常にプリウスとアクア。どのメーカーもそのトップ2を崩せずにおりましたが、遂にその牙城を崩した車があります。

それが日産ノート。e-power追加で爆発的に販売台数が伸びて、販売台数トップに躍り出ました。

私は日産ノートにまるで興味がありませんでしたが、そんなに売れているとやっぱり気になります。それに私の友人も乗っていて「良いよ~」と言っていたので、興味が湧いてきました。そこで試乗することにしたのです。

試乗してみて、「なるほど売れるのも納得かも」と思いました。

今回は日産ノートe-powerの試乗インプレッションです。

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日産ノートe-power試乗記!まずはエクステリア編

日産ノートe-powerは従来からあるノートのハイブリッド版です。特に新型車というわけではなく、真新しい感じはありません。

ですがよく考えてみたら、今までノートをジックリと見たことがありません。駐車場に停まっているのがフワっと視界に入るだけでした。そこでジックリと観察することに。

試乗車のグレードはメダリスト。グレードでいうと1番良い物ですね。気になった点や発見を書いていきます。私個人の主観が強い部分もありますのでご了承ください。

試乗車はエアロが付いていたのだが・・・

引用元 http://shinopin.c.blog.so-net.ne.jp

試乗車にはフロント・サイド・リアとフルエアロが組まれていました。このエアロ、随分と張り出しが強くスポーティです。正直、ノートに似合っているとは思えません。私的にはノーマルの方がカッコイイと思いました。

正直、NISMOの外装もちょっと「ナシ」ですね。しかし、営業さんに聞いた所ノートニスモは結構売れているとのこと。いやー意外です。ノーマルの方がカッコよくないですか??

グリルのブルーカラーはさりげない差別化でGOOD

引用元 http://car.watch.impress.co.jp

このグリルのブルー良いですよね。個人的に結構好きです。普通のノートとさりげなく差別化が図られていてセンスが良いと思います。さきほどのエアロもコレくらい自然に馴染むモノにしてほしかった。

ホイールの15インチは無理ない設定で良い感じ

メダリストのグレードはホイールが15インチになります。外観をパッと見た感じ、大きすぎもせず、小さくもなく、丁度いいサイジングだと思いました。

15インチホイールも影響しているのか乗り心地は硬め。でもこのフィーリングは結構良いと思います。不快ではない硬さで好感が持てました。

外観と実際の乗り心地のバランスがとれていたので、日産のエンジニアが良い仕事をしたのが伺えます。

 

インテリア編

メダリストグレードの高級感は価格相応?

メダリストになるとシートが変更される他、センターパネルもちょっとオシャレになります。それにステアリングもスポーティで握り心地が良いものになります。このステアリングはイイネ!

ただ、メダリストの価格は200万円少々。もう少し安い車でも同等かそれ以上の高級感を持つ車はあります。このインテリアでは少々物足りないと思う人もいるかもしれません。

メダリストでこの質感だと、下のグレードは結構寂しいんだろうなというのが正直な感想です。

元々、高級感を求めるような車ではありませんが、周りの車がどんどん質感を上げてきているので、もう少し頑張ってくれても良かったんじゃないかと日産に言いたい。

乗ってみると横幅が狭い(助手席と運転席が近い)

ノートは外観は大きめな印象ですが、乗ってみると横幅が狭いです。(試乗車にエアロが付いていたから大きく見えただけかも)

助手席に日産の営業さんが乗り込んだら非常に距離が近い!私の身長は160センチ少々なので、もっと大きい人が乗ったら、隣同士の距離がかなり近く感じられるのではないでしょうか。

パット見た感じがヴィッツとかマーチに比べて大きい分、居住性にも期待していたのですが、意外と横幅が狭いと感じました。

その分運転したときには取り回しやすいと思いますが、もうちょっと居住性には改善が必要かと思われる。

後部座席は意外と広々!

さきほど居住性が~・・・と言いましたが、後部座席は意外と広かったです。運転席・助手席の距離が近かったので後部座席に期待していなかったのですが、思ったよりも広い!

広いといってもどう広いのかがポイントですよね。ノートの後部座席は足元がとても広いです。ヒザから前席までかなりの距離があり、足を自由に動かすことができます。

後部座席の広さではトヨタアクアと雲泥の差

この足元の広さはノートクラスの車の中ではトップではないでしょうか。それくらい足元は広かった。これは他の車とは差別化できるポイントですね。

1番のライバルであろうトヨタアクアに比べれば雲泥の差です。後部座席の快適性ではノートの方が圧倒的にアドバンテージがあります。

ただ、屋根は思ったよりも低いので、頭上のスペースはそこまで余裕が無いです。頭上スペースではフィットやヴィッツの方がゆとりがあります。175センチとかある人だと頭上はちょっとギリギリかも?

そして運転席や助手席同様に横幅にはあまり余裕が無いので、後ろ3人はキツイです。2人なら問題無いでしょう。

ちなみに座面も広めでシッカリ座れますよ。

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走行性能編

ここまで辛口なことも言ってきましたが、ノートe-powerの本領発揮はここからです。正直言ってノートの走りがこれほど良いとは思いませんでした。

ストレスフリーな加速性能!

走り出してすぐに感じました。「あれ?思ったよりも加速がイイゾ?!」

そう、ノートe-powerはエンジンで走るのではなくモーターで走るのです。モーターがメイン、エンジンは脇役です。

ガソリンエンジンだとアクセルを踏んで回転数を上げてパワーが出てきますが、モーターはアクセルを踏んだ瞬間から最大パワーが供給されます。そのお陰で走り出しから非常に加速が良い!

ハイブリッドってエコカーなイメージが強いですが、この走り出しの加速性能はストレスフリーで良いですね!

街中でスイスイ走るにはピッタリの加速性能です。

硬めの乗り心地で安心感がある

意外なことにノートの乗り心地は硬めの質感でした。一般的にヴィッツ・フィット・アクアといったこれらの車はフワフワとした足回りですが、ノートは明らかに硬めです。

硬めでありながら突き上げなどの不快な感じは無く、ちょうどいいところでバランスされていました。メダリストグレードだと15インチのホイールになりますが不快感など無くて結構良いですよ。

カーブでは車体がユラユラせずに安定していた

街中のカーブを曲がるだけでも車体の安定感が分かります。ハンドルをきると滑らかに進行方向に曲がります。ハンドルを切った量に対して少し曲がらない印象もありますが、それよりも車体の安定感の方が印象的でした。

カーブ中の安定感は、普通のノートよりe-powerの方が確実に上。e-powerは車体下に重いモーターを積んでいるので重心が下がり、安定化に繋がっています。

カーブ時のこの安定感は良いですね~!想像以上に「走り」が良いので驚きです。

モーターを車体下にすることでさらなるメリットも

電気自動車やハイブリッド車は普通の車と違ってモーターを積むので、荷室や後部座席の広さが犠牲になることが多いです。

しかしノートe-powerは車体下にモーターを積んでいます。ですから荷室や後部座席のスペースが削られることが無いんですね。モーターを車体下に搭載することは、こんなところにもメリットがありました。

いやぁ、日産も中々考えてますな。

 

まとめ

ノートe-powerの試乗記はいかがでしたでしょうか?所々私の主観によるケチがあったのはお許し下さい。素直な気持ちで試乗インプレッションを書かせてもらいました。

この車で1番印象的だったのは、やはり「走行性能」

走行性能が想像よりもずっと高いレベルにあったので驚きでした。

想像では「ハイブリッドパワーを燃費向上のためにだけあてた、つまらない車なんだろうな」というものでしたので、良い意味で裏切られました。

これで200万円少々なら売れるのも納得です。やっと「やっちゃえ日産」のキャッチフレーズにふさわしい車が出てきましたね。トヨタアクアにとっては強力なライバル出現で困ったことでしょう・・・

もし自分の周りにアクアとノートe-powerの選択で迷っている人がいたら確実にe-powerの方をオススメしちゃいますね。

それでは今回はこの辺で・・最後まで御覧いただきありがとうございました。

みなさん、良いカーライフを♪

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