国土交通省は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を記念して、特別仕様のナンバープレートを交付すると発表、2017年10月10日からいよいよ交付が開始されました。
そこで今回は、この『オリンピック仕様のナンバープレート』について調べていきたいと思います。
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オリンピック仕様のナンバープレートって…?
そもそも、『オリンピック仕様のナンバープレート』ってどういうものなの?
という方の為に、まずはデザインからご紹介。

※寄付金ありとなしで、2種類のデザインが有ります(寄付をした場合、両方のデザインからお好きな方を選択できます)。
寄付金なしの場合は、オリンピックとパラリンピックのエンブレムのみがあしらわれたバージョン、寄付金ありの場合は、エンブレムと背景に図柄があしらわれたバージョンとなります。
この背景デザイン案は一般公募し、Web上での国民による意見募集を経て、『デザイン選考委員会』が最終審査の上決定したものなんだそうです。
ちなみに、オリンピックとパラリンピックのエンブレムは2枚1組のセットとなっており、どちらか一方を選ぶことは出来ませんが、車両の前後どちらにどのエンブレムのバージョンを取り付けるかは任意となっています。
(トレーラー等、ナンバーを1枚しか使用しないものについては、どちらか一方のエンブレムを選択することが出来ます)
2020年に開催される『東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会』の開催機運を盛り上げてもらおうと、国土交通省が交付を発表したこちらのナンバープレート。
10月10日より既に交付が開始されていますので、実物を目にされた方もいらっしゃるかもしれません。
空の玄関口である羽田空港・成田空港に乗り入れている主なバス・タクシー事業者においては、いち早くこの特別仕様ナンバープレートを取り付け、国内外の旅行者等に対しての大会開催PRに取り組んでいるようです。
なお、取り付けられるのは『自家用と事業用の登録自動車』と『自家用の軽自動車』で、事業用の軽自動車や二輪車などは対象外となっています。
その他、自家用軽自動車のうち、ナンバーのかな部分が『わ(レンタカー等の貸渡車両)』や『AB(在日米軍等の駐留軍車両)』も対象外となっていますが、一般的な自家用車であればまず問題なく交付されるでしょう。
ナンバープレート オリンピック仕様の申し込み方法
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様のナンバープレートは、どのようにして交付してもらえば良いのでしょうか?
オリンピック仕様のナンバープレート申し込み方法は、大きく分けて2つの方法があります。
現在のナンバーで申し込む場合(交換)
現在使用中のナンバープレートの番号等を変えることなく、特別仕様の図柄入りナンバープレートに変える場合には図柄ナンバー申し込みサービスにて申し込むか、管轄の予約センター(窓口)にて申込みを行います。
図柄ナンバー申込サービスでは、Web上で図柄入りナンバーの申込み及び交付手数料(ナンバープレート代)の納付を行うことが出来ます(寄付をされる場合は、同時に納付することも可能)。
窓口へ出向くのは交付時のみなので、気軽に申込みが出来ます。
管轄の予約センター(窓口)にて申込む場合は、『自動車検査証(車検証。コピーでも可)』及び『再交付・交換申請書(窓口に用意してあります)』が必要です。
また、窓口で図柄入りナンバーの申込み及び交付手数料(ナンバープレート代)の納付を行う(寄付をされる場合は、同時に納付することも可能)ことになる為、申込時と交付時の2回、窓口へ行く必要があります。
希望ナンバーで申し込む場合
新規に車両を購入した場合や引越し等でナンバーの管轄が変更になる場合等、新たにナンバープレートの交付を受ける際に、4ケタの数字部分(例:品川599あ12-34の『12-34』部分)を好きな数字(一部番号は抽選)にすることを『希望ナンバー』といいますが、この申込時に図柄ナンバーを選ぶことが出来ます。
現在のナンバーで申し込む時と同様、図柄ナンバー申込サービス又は管轄の予約センター(窓口)での申込みが出来ます。
どちらの場合にしても、自分で申込むのは面倒だな…という方は、お近くのディーラーや整備工場に相談してみると良いでしょう。
ナンバープレートオリンピック仕様のお値段は…?
オリンピック仕様のナンバープレートの申込方法が分かったところで、気になるのはお値段ですよね。
交付手数料は地域による違いがある、ということで…各都道府県の主な料金帯を調べてみました。
- 一部情報取得出来ていない地域があります
- 登録車のみ又は軽自動車のみ等、一部しか情報のない地域があります
- 2枚1組(取付ビス・ナット等込)での金額です
- ナンバープレートは、車両の種類により、大板・中板・軽自動車の3種類の料金があります
北海道地方
中板:8,170~8,290円
大板:12,460~12,600円
東北地方
中板:7,760~9,160円
大板:12,050~14,780円
軽自動車:7,740~9,890円
北陸信越地方
中板: 7,790~8,600円
軽自動車:7,790~8,600円
関東地方
中板:7,210~7,410円
大板:10,820~11,020円
軽自動車:7,210~7,410円
中部地方
中板:7,300~7,500円
大板:10,910~11,700円
軽自動車:7,440~8,110円
近畿地方
中板:7,970~8,360円
大板:11,790~12,600円
軽自動車:9,000円
中国地方
中板:8,920~8,960円
大板:14,570~14,780円
軽自動車:9,660円
四国地方
中板:8,930~8,990円
大板:15,210~15,400円
軽自動車:8,900~8,990円
九州地方
中板:9,000円
大板:13,280円
軽自動車:8,900~9,000円
全国での料金帯をまとめてみると、
- 中板:7,500~9,000円程度
- 大板:11,000~15,500円程度
- 軽自動車:7,200~9,600円程度
概ね以上のようになっています。
特別仕様ということで、通常のナンバーと違って受注生産の為、通常よりやや高めの料金設定のようです。
寄付金ありのバージョンを希望する場合は、上記料金に寄付金(1,000円~上限なし)を納付することで選択可能となります。
(納付された寄付金は『交通の利便性の向上等の大会開催を支援する事業』に充てられるそうです)
なお、こちらの情報は、あくまで一部地域のみの情報で参考料金となります。
特別仕様のナンバー交付を申込む際には、お近くの窓口にて再度ご確認下さい。
ナンバープレートオリンピック仕様、期間は…?
先述の通り、2017年10月10日より交付が開始されているオリンピック仕様ナンバー。
オリンピック特別仕様、ということで、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会が終わったら使えなくなってしまうのでは…?
という心配が出てきますが、一度取得したナンバープレートは大会終了後も、当該車両を廃車するまでは使用可能です。
また、使用中に元のナンバープレートや別の特別仕様ナンバーに変更することも可能で、その場合は取り外したナンバーに不正使用防止用の穴を開けた後、記念品として保管することも出来るのだとか。
ただし、申込みの期限は2020年9月30日まで(予定)で、それ以降は再交付の申込みも出来ないようですので…
申込み期限終了後に事故等でナンバープレートを毀損してしまったりした場合は、通常のナンバーとなってしまいますのでご注意ください。
まとめ
開催まであと3年を切った、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会。
特別仕様ナンバープレートを付けて、大会開催の機運を一緒に盛り上げてみてはどうでしょうか?
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