ミラーレス車が解禁!ということで大々的にニュースになりましたが、具体的には一体どういうことが起ころうとしているのでしょうか。
自動車業界では一大ニュースのようですが、意外とよくわかっていません。
BMWやレクサスが参入しようとしているミラーレス車とは何なのか、メリット・デメリットについて調べていきます。
スポンサーリンク
ミラーレス車とは?
車のドアに付いている、サイドミラーが無い車のことです。2012年にアメリカの車メーカーテスラがコンセプトカーを発表し、日本では2016年6月から正式に認可されました。
ミラーが無いのに道路走るって大丈夫?
運転するときに絶対に見るドアミラーですが、無くても運転できるように、車内で周囲をモニタリングできるようになっています。
公道で走るための条件として、モニターで映る範囲や画質、倍率などを定めるほか、現在のバックミラーなどと同じような場所にモニターを設置すること等が制定されています。
引用元 http://maruttome.blog.fc2.com/
ただドアミラーを無くすだけでなく、代わりに車内ではもっと周囲がよく見えるモニタを設置するということですね。
ミラーレス車のメリット・デメリットとは?
メリット
1番のメリットは、死角を無くし事故防止できることです。これまでのドアミラーだと死角があり、気をつけていても交通事故になることがありました。
車に乗る方であれば分かると思いますが、左折しようとしたときに急に死角から原チャリが現れたり、レーンチェンジでヒヤっとすることってありますよね。
車に装備されたいくつものカメラで車外をモニタリングし、その映像を車内に取り込むことで死角を無くすことができます。
そうすることで従来のドアミラーの死角が無くなり、事故防止に繋がるというわけですね。
またミラーレスになることで走行中の空気抵抗が減り、車の燃費向上や風切り音防止にも役立ちます。そのほかミラーレスになることでデザイン上の自由度も高まるという利点もあるのだとか・・・
ミラーレスと聞くと不安なイメージばかりでしたが、メリットがたくさんあるんですね。
デメリット
デメリットとしては故障・盗難・汚れでの不鮮明な映像・モニタを車内に取り組むまでのタイムラグ等が挙げられます。
ミラーレス車は死角対策を、車に装備されたカメラに100%頼るので、そのカメラが使えない状況になったときに脆さを露呈します。
「さっきまで見えていたのに故障して突然見えなくなった」という状況になったら、かなり危険な状況です。レーンチェンジどころか右左折すらできません。
もちろん、そういう事態を想定した上でのミラーレス車国内導入だと思うので、なんらかしら対策が施されると思いますが、ちょっと不安もありますね。
また、ミラーレス搭載車は価格的にも高いのではないか、と予想されます。最新鋭の装備になりますから、今普及している安全装備よりも高くなりそうですね。想像するに30万~というところでしょうか。
これらのデメリットをどう打破するのか、自動車業界や国土交通省の動向が気になります。
高齢者はミラーレス車に対応できるのか
最近、高齢者の自動車事故が相次いでおります。動体視力や注意力の衰えが事故に繋がっているのですが、高齢者がミラーレス車に対応できるのか少々心配です。
現在ミラーレスに先駆けて、日産には「スマートミラー」という装備があります。ルームミラーにリアウインドウカメラからの映像を取り込んで後方を確認できるというものです。しかもミラーとモニター映像を切り替えることもできます。
この間ニュースになっていたのですが、高齢者がこのスマートミラーを使った時にルームミラーに目が慣れるまで、時間がかかるという事実が発覚しました。
前方を見ていた直後に、ルームミラーに映し出されたカメラ映像を見ると、ピントがぼやけて素早く視界を得るすることができないそうです。
つまりミラーレス車に乗った場合にも目が慣れるまで時間がかかる、という事態が発生します。
これがもし運転中などで、とっさの判断が求められるようなシチュエーションだったとしたら、とんでもない第事故に繋がります。
その点、現在使われているミラーであればカメラ映像ではないので、ピントを合わせるのに時間がかかりません。
高齢者の方にはミラーレスよりも現在使われているミラーの方が相性が良い気がしますね。遠近両用メガネとかを使っている人も大変そうな気がします。
スポンサーリンク
BMWもミラーレスに参入!
BMWもミラーレス車参入を発表しています。現在発売されているBMW i8をベースにミラーレス車が発表されました。画像のように普通のミラーでは見えない死角部分までをルームミラーに映し出しています。
従来のドアミラーがあった場所に、カメラが装備されます。これで後方視界を広く確保して、車内に映像を取り込むわけですね。今までのミラーが無くなることで、車が劇的にかっこよくなるかもしれません。
ドラミラーが小さくなったことでBMW i8が、より洗練されているように感じます。ミラーレス車になるとデザイン的にどうなのかと、少し不安でしたがこのBMW i8を見たら「アリ」だと思えてきました。
→ BMW i8の燃費がスゴイ!?スペックも十分のスーパー近未来カー
まとめ
- ミラーレスとは、ドアミラーがない車のこと。
- ミラーレス車のメリットは、今までのミラーでの死角を無くせること。それに付随して空気抵抗の低減・デザイン自由度UP・風切り音の低下などが挙げられる。
- ミラーレス車のデメリットは、後方視界確認をカメラに頼り切りになるので、カメラが使えない状況になったときに後方視界確認ができなくなること。
- ミラーレス車は高齢者とのマッチングがあまり良くない気がする
- ミラーレス車のBMW i8が、かなりカッコイイ
最後までお読み頂きありがとうございました。
『個人的気になる!』BMW各シリーズの評価や口コミを集めてみた!リアルな意見が参考になる!
スポンサーリンク