高齢者運転の事故対策はある?件数増加がヤバイことに・・!

このところ、高齢者ドライバーの運転事故が頻発しています。ニュースを見ていると、毎日のように高齢者運転事故が起こっているような気さえします。事実、高齢者運転の事故件数は年々増加傾向にあるようです。

高齢者運転の事故対策はあるのでしょうか。

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高齢者運転の事故件数がヤバイ・・!

今年に入ってから高齢者運転事故というワードをよく聞くようになりました。以前から高齢者の事故は起こっていたはずですが、なぜ最近これだけ話題になるのかというと、事故件数が他の年代に比べて明らかに増加しているからです。

「65歳以上」のドライバーが起こした事故は783件で、死亡事故全体の28.6%を占めている。次に多いのが「40~49歳」の504件(構成比18.4%)。「50~59歳」の389件(14.2%)、「16~24歳」の334件(12.2%)と続く。

引用元 http://www.j-cast.com/

今から10年前は1番多いのが「30~39歳」、次に「16~24歳」、次に「50~59歳」でした。しかしこれらの年代の事故件数は、現在では半分にまで減っています。その中で「65歳以上」だけは減らず、わずかながらに増え続けているのです。

そしてさらに事故件数がダントツに増えているのが、高齢者ドライバーの中でも「75歳以上」です。

 

高齢者の運転事故は、若者と性質が違う

若いドライバーと高齢者ドライバーの事故には明らかな違いがあります。若いドライバーの事故原因で最も多いのが「速度違反」です。そのほかよそ見や一時停止無視なども見られます。

しかし65歳以上のドライバーの場合は運転中に注意力が散漫になったり、アクセルとブレーキを踏み間違えるなどの事故が多発しています。つまり普通に運転しているだけで事故を招く可能性が高くなっているのです。

認知症の疑いがある人も運転しているので、いつ事故が起こってもおかしくはありません。

 

なぜこんなに高齢者運転の事故が増えた!?

高齢者の運転事故がこれだけ急増しているのはなぜでしょうか。

その背景には高齢化社会があり、なんとこの10年間で高齢者ドライバーは約700万人増えたと言われています。若者が減り、高齢者が増える・・・全体的な人数の割合からいっても高齢者の事故が増えるのは必然だとも言えます。

高齢者の中には、意識がハッキリし、認知症の疑いも無い健全なドライバーが多くいます。高齢者ドライバーの一部が認知症の疑いがあったり、注意力散漫になっていて、このままでは「高齢者ドライバー全体が危険」という認識になってしまいます。

健全な高齢者ドライバーが運転し続けるためにも、私達の身に危険が起こらないようにするためにも、早急に対策を練る必要がありますね。

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高齢者運転の事故を防ぐための対策は

高齢運転者の注意力散漫や、運転技術不適切、安全確認不足で様々な事故が起こっています。その結果、交通ルールを守っている歩行者が犠牲になり続けています。

事故を起こした高齢者も、被害にあった家族も悲しい思いになる運転事故をどうしたら防げるのか対策を考えてみました。

安全運転装備を付けさせる

高齢者ドライバーが乗るクルマに安全運転装備を付けるのが1番手っ取り早い対策だと思います。1番の事故原因になっている安全確認不足や注意力散漫を機械がサポートしてくれるので、事故件数が大幅に減るでしょう。

ですが今の安全運転装備は古いクルマには装備できず、比較的新しいクルマでないと取り付けることは出来ません。高齢者ドライバーの中には昔の車を長く乗っている人も多いので、すぐに実施するのは難しいところでもあります。

国では「2020年までに全車に安全運転装備を付ける」という法案を考えているようなので、それが実施されると良いなと思っています。

身内、家族が高齢者の運転を規制するor自主返納を勧める

国では高齢者ドライバーに免許の自主返納を求めています。しかし義務ではないので自主返納する高齢者がほとんどいないのが実態です。

自分のお金で取った免許ですし、クルマがないと生活に困るという人が多くいるので返納しないという気持ちも分かります。ですが事故が起こってからでは遅いです。

おそらく、免許を自主返納するひとは事故を起こさないタイプの人だと思いますが、自主返納しない人に限って危ない人が多い気がします。

自分で返納しないのであれば、身内や家族が自主返納を勧めるしかありません。事故を起こすと、償っても償いきれない深い罪悪感に苛まれますし、免許を返納することでそうなるリスクを減らせるのであれば返納するべきです。

もし免許を返納しないのであれば、安全運転装備をつけるなどの工夫が必要義務ではないでしょうか。

歩行者は信号が青でも周囲に気をつける

信号が青でも周囲に気をつけて歩いたほうが良いです。もしかしたら注意力が散漫になっているドライバーが、信号赤でも気づかずに突っ込んでくるかもしれません。

これは本当に起こり得ることで、私も普段の運転中に信号無視する人を高頻度で見かけます。それにウインカーを付けずに曲がる人も多いので、大変危ないです。

ウインカーのつけ忘れをしているドライバーを見ると、若者ではなくそれなりに年がいっている人が多いので、運転技術が不適切になってきていると思われます。

 

まとめ

  • 10年前に比べて65歳以上の運転事故件数が急増している。他の年代の事故件数は半分以下に減っている。
  • 運転事故対策として1番手っ取り早く安全な方法としては、安全運転装備がついたクルマに乗ってもらうこと。
  • 免許の自主返納をしないのであれば、安全運転装備のついたクルマに乗るべきである。

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高齢者の運転事故は全国で起こっています。テレビで見ると、なんとなく他人事のような気がしてしまいますが、自分の身の周りで事故が起こってもおかしくありません。

つい最近、隣の市で高齢者の事故がありました。テレビで見ていた運転事故が近い所でも起きているんだと、身震いしました。

これから年々、高齢者事故は増えていくと思うので、早く全車に安全運転装備が搭載される日が来てほしいです。

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