フィアット500は故障に強かった【イタリア車の故障頻発は過去のこと】

「イタリア車は壊れやすい」「フィアットといえば故障する」

イタリア車のイメージというとデザインが優れている・スーパーカーが多いなどの意見が出てきますが、その他にも必ず出てくるのが「故障が多い」。これはずっと前から伝承されるように言われていますよね。

可愛らしいルックスにファンも多いフィアット500ですが、故障が気になって購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか?

そこで故障について調べてみました。するとフィアット500故障状況について意外なことが分かってきたのです・・・

 

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フィアット500は故障が少ない!多いのは

実際に、故障について調べてみるとフィアット500は故障例がかなり少ない車であることがわかりました。みんカラや他のレビューなどを見てみても、「意外と故障しない」「故障しなくてビックリ」という意見が多かったです。

では「故障が多い」はどこから来ているのかということですが、2010年位までフィアットの故障から来ていると思われます。

デビュー当時のフィアット500は故障が多かった

フィアット500は2008年から販売されていますが、2010年くらいまでのフィアット500は故障例が多く見られました。(あとはルパンが乗っているような30年位前のフィアット車とかも)

どんな故障例が見られたかというと

  • 変速できなくなった
  • エンジンがかからない
  • 冷却水漏れ
  • 信号待ちから発進しようとしたら「D」に入らない

このような故障が起こっていました。運転中になったらヤバイ故障もありますね・・・故障が多かったのは事実ではあります。

が、最近のフィアット乗りの意見では「故障しない」方が圧倒的に多いです。

 

 

『全然故障しないよ?』多くのフィアット乗りが言っている

全然故障しなくてラク・日本車とほぼ同等くらいに故障しないという意見が多数見られます。ではこれらのオーナー達は何に気を付けているのか?それは普段のメンテナンスです。

なんてことはない、普通のメンテナンス

フィアット500ユーザーの意見を見たところ、行っているメンテナンスといえば

  • 定期点検に出す
  • 5000キロごとにオイル交換
  • ディーラーに部品の交換を進められたら交換する

という普通のことばかりでした。これらのことをちゃんと行うだけで故障は未然に防げるようです。

デュアロジックの故障だけにはご注意を

フィアット500の特徴的なトランスミッションといえばデュアロジック。クラッチのないマニュアルのような独特のトランスミッションですね。

このデュアロジックの故障だけには気をつけなければいけません。というのもデュアロジックが故障すると、さっきまで普通に走れていたのに、発進時に急に「D」に入らなくなるからです。

交差点や大きい道路で立ち往生・・・気が気じゃありませんよね・・

なぜこのようなことが起こるかというと、デュアロジックのミッションオイルが漏れてしまっていることが原因のようです。

ディーラーでは20,000キロ毎にデュアロジックオイルの交換をオススメしているようですが、不安であればそれよりも前にディーラーさんに車両を見てもらった方が良いかもしれません。

デュアロジックは精密部品で、故障に対する耐久性が甘い部分もあるようなので、ちょっとでも違和感を感じたらすぐに見てもらったほうが良いです。

オイル交換や消耗品の交換などメンテナンスをキチンと

フィアット500だけの話しではありませんが、外車は日本車よりも消耗品の劣化が早い傾向にあります。ですから日本車よりもキチンとメンテナンスをしなければいけません。

「キチンと」と言っても特別自分で修理する必要はありませんが、異変を感じたらすぐにディーラーに見てもらったり、エンジンに無理をさせないような走り方をしたりなど、そういう普段の小さな気遣いで、故障は未然に防げたりします。

 

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故障まではいかない、ちょっとしたトラブルはそれなりにある

最近のフィアット500は「エンジンが停止した」などの重大なトラブルはほとんど無いみたいですが、ちょっとしたトラブルは今でも多く見られます。

  • ガタガタという異音が発生
  • 塗装が少しハゲた
  • 見えにくい部分の塗装が甘かった
  • スイッチが取れた

このように故障まではいかない、ちょっとした「ご愛嬌」は残っているようです。

これらのトラブルに見舞われた時に「あ~また故障したよ」と捉えるか「これくらいならすぐに治るから大丈夫だな」と捉えるかが、フィアット500を維持できるかどうかの境目な気がします。

これらのことが起きても「まぁしょうがないか、ディーラーに見てもらおう」と思えるようであればフィアット500を買っても大丈夫だと思います。逆にこれらで神経質になるようだとフィアット500は買わないほうが良いかもしれません。

 

 

まとめ

  • 2008年~2010年製造のものは故障が多め(必ず故障するわけではない)
  • 普段のメンテナンスをキチンとしていれば故障はほとんどしない
  • 気をつけなければいけないのがデュアロジックのオイル漏れ
  • 20000キロ未満でも、デュアロジックオイル漏れや怪しいところが無いか見てもらったほうが良いかも
  • 小さいトラブルはそれなりに発生するので、それらを故障と捉えてはいけない

イタリア車は故障が多いと言われてきましたが、現在ではかなり少ないようです。現在ではフィアットよりもVWとかの方が故障が多いかもしれません。VWのDSGは故障は世界的に起きてましたし・・・(販売台数が多いので一概には比べられませんが)

故障が不安であれば、定期点検前でもディーラーに車を診てもらう、などの気遣いができれば故障のリスクをかなり減らせると思います。

故障が心配でフィアット500の購入をためらっていた人にも購入はオススメできます。メンテナンスをキチンと行い、車に負担をかけるような運転をしなければ、まず大丈夫でしょう。

ちょっとしたトラブルも「ご愛嬌」と捉えられるようであれば、フィアット500と楽しいカーライフを過ごすことが出来ると思います。

それでは今回はこの辺で・・最後までご覧いただきありがとうございました。

みなさん良いカーライフを♪

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