フィアットの中で最も大きな車、フィアット500X。フィアット500Xはフィアット500のようなキュートな雰囲気を持ったクロスオーバーSUVですが、なんとJeepレネゲードと兄弟なんです。
レネゲードと同じ骨格を持ったフィアット500Xが、どんな車になっているのか期待大ですね。噂ではレネゲードと全然キャラクターが違うのだとか・・・
今回はフィアット500Xの評価を調べていきます。燃費は意外にも・・・?
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1,フィアット500Xの評価が中々・・・!
評価をエクステリア・インテリア・走行性能の3項目に分けてご紹介していきます。
①エクステリアはマッスルキュート
- 外見が気に入ったから買った
- この手の車は外観が好きかどうかが重要
- フィアット500と比べると随分巨大
- かなり満足。見慣れてくるとカワイイ気がしてくる
- カワイイけど、ガッチリしている
- 周りと全然カブらないので良い感じ
- フィアット500に比べて大きすぎるので、もう少し小さくても良かった
エクステリアはかなり高評価でした。(サイズが大きすぎという意見も少々見られたが)
クロスプラスのグレードを選ぶと、フロントエアロがJeepのような顔つきになります。人によっては、コチラの方が好きだという人もいるでしょう。グレードで差別化が図られているのもポイントですね。
個人的にクロスプラスのフロントバンパーが結構好きです。フィアット500のキュートさにSUVらしいマッシブな感じがプラスされて、他の車には無い雰囲気があります。
さすがイタリア車、デザイン性が高い車ですね。
②インテリアはポップスターが好評
- オシャレ
- メーターが見づらい
- 安っぽさを感じるところはあるけれど、手が触れるとこは良い感じ
- ポップスターのインテリアはパネルが同色でカワイイ
- クロスプラスのインテリアより、ポップスターのほうがカワイイ
- 大人4人だと少々狭いかも
- フィアット500よりは数段格上に感じる
- 日本車には無さそうなデザイン
- グローブボックスが小さい
インテリアは7:3くらいの割合で満足しているようでした。インテリアの評価でよく見かける言葉は「オシャレ」「センスが良い」の2つですね。質感は高級志向ではなく、演出や魅せ方が上手いタイプのインテリアです。
インテリアの雰囲気はエクステリア同様、ポップスターとクロスプラスで差別化が図られています。どちらかというとポップスターのインテリアの方が人気でした。
「センスがある」と感じるのはポップスターの方ですね。
引用元 http://img01.militaryblog.jp
パッと見た感じで直感的に「オシャレっぽい」と思わされます。まるでインテリア家具をうまくコーティネートしたみたい。
逆にクロスプラスはどうかというと・・・
引用元 http://cdn.snsimg.carview.co.jp
うーん、ちょっと味気ない気が・・・コチラのほうが好きだと言う人もいると思いますが、直感的にオシャレと感じるのはポップスターの方ですね。
インテリアは好みが分かれそう。
③走行性能
- 乗り心地はゴツゴツしているけど不快ではない
- スポーツモードにするとキビキビ走れる
- ロールは少なめ
- 出だしがモッサリ
- 安心感がある乗り心地
- 意外と静粛性が高い
- パワー感は十分
- 高速走行でも安定感がある
- 18インチホイールだと乗り心地は硬め、人によっては不快かも
- ドライブモードの変更で車の性格が結構変わる
エンジンは過激でもなく不足もなく、必要十分
エンジン性能は必要にして十分。ビックリするような加速感は無いですが、不満も無いといったところ。割と低回転で最大トルクを発揮するので、街乗りもしやすいという評価も多かったです。
ただ、1つ問題なのが発進時のモッサリ感。これは多くの方が口を揃えるようにコメントしていました。スピードに乗ってしまえばパワー感に不足は無いものの、出だしで鈍いようです。せっかちな人はストレスかもしれませんね。
最近の車は出だしがモッサリしているのが多い気がします。VWのゴルフでさえも急発進は鈍重です(ゴルフの場合はDSGクラッチを守るためにコンピュータが制御している)
このモッサリ感が無ければ、エンジン性能は1つ格上に感じれたと思うのですが・・・

乗り心地重視派は17インチ推奨
走りの質感としては硬質。多くの方が「硬め」と評価していました。乗り心地が良いという意見は見られません。
硬めではあるものの不快ではなく、カドが丸められた感じのようです。スポーツカーのように、段差などの入力がガツンと伝わるような乗り心地ではないとのこと。
フィアット500Xは「走行時に安定感がある」という意見が多かったですが、この硬めのサスペンションが良い仕事をしているのでしょう。
あと、もう一つ乗り心地で多かった評価が「18インチは硬い」。上級グレードのポップスタープラスやクロスプラスは18インチホイールですが、乗り心地が結構硬めで、17インチの方が快適だというものでした。

ドライブモードの切り替えで性格が激変
最近の車はドライブモード切り替えができるものが多くなってきました。ドライブモードを切り替えることで性格が激変する車もあれば、変化がわかりにくい車もあります。フィアット500Xは性格が変わるタイプの方です。
特に変化が顕著なのはスポーツモードで、スポーツモードにすると高回転を保とうとします。追い抜き時や急加速したいときには便利ですね。ドライブモード切り替えで二面性のある運転が楽しめるのはフィアット500Xの長所と言えます。
ですが逆に、ドライブモードはほとんど使わないという人もいました。
フィアット500Xにはオートモード・トラクションモード・スポーツモードがありますが、オートモードは変化が分かりにくく、スポーツモードは回転数をひっぱるだけで、あまり良いチューニングがされていないとのこと。
BMWやベンツのように絶妙な変化を求める人には、不満なドライブモードかもしれません。でも性格が激変するところが、イタリア車らしい気もします。好き嫌いが分かれそうなドライブモードですね。
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2,実燃費はどれくらい??
- 街乗り 9~12km/L
- 高速 13~15km/L
- 流れの良い道路 12km/L前後
※4WDのクロスプラスだと約1割減
街乗り燃費で多く見られた実燃費は10km/Lです。流れの良い道路で12km/L。思ったよりも悪くないけど、良くもないといったところでしょうか。
高速道路での実燃費は13km/Lが多く見られました。普通、高速道路だと街乗り燃費の4割か5割増しくらいになりそうですが、フィアット500Xはあまり変わらないです。燃費走行を意識しても燃費が伸びないタイプのようですね。
まぁ燃費を意識する人が買う車ではないので、大した問題ではないかもしれません。購入意欲を削がれるほど悪いわけでもないので、許容範囲内でしょう。
3,クロスプラスよりもポップスターが良い感じ
フィット500Xクロスプラスは駆動方式が4WDなだけでなく、9速ATを搭載しています。フィアット車の中で唯一9ATを搭載する車なので特別感がありますが、実はこの9ATの出来はあまり良くありません・・・
①ちょっとギクシャク、まだ完成しきっていない
9AT搭載と聞くとイメージするのはシームレスな加速。まるで途切れることがないような滑らかな変速を期待してしまいますが、クロスプラスの9ATは所々でシフトショックがあります。ベンツのようにウルトラスムーズとはいかないようです。
それに9速あっても、かなりのスピードを出さないと9速に入りませんので、低燃費もあまり期待できないと思います。早め早めにシフトアップして、街中~高速道路で使うスピードで9速まで入れば良いですが、そうならないので宝の持ち腐れ状態。
イタリアの交通法では高速道路で130キロまで出すことができますので、そういう状態で走ることを想定しての9速だったのかもしれません・・・またクロスプラスだと18インチホイールなので、乗り心地が結構硬めなのも少し残念。

②インテリア的にもポップスターの方がフィアット500Xらしい
インテリア評価のところでも話に出しましたが、ポップスターのインテリアの方が人気があります。パネルに色がついている方が非日本車チックで、「洒落た車に乗っている」ことを意識させてくれます。
クロスプラスのインテリアもシックで素敵ですが、購入者の口コミには「ポップスターと同様のインテリアが良かった」という意見が多数見られました。
やっぱりフィアットという個性的な外車に乗っているのですから、ちょっと主張がほしいのが本音だと思います。
インテリアの満足度という観点からみてもクロスプラスよりポップスターの方がオススメできます。

4,まとめ
- フィアット500Xのエクステリアは高評価
- エンジンは過激でもなく、不足もなく必要十分
- 足回りは硬め。硬めといっても不快ではなく、カドが取れている
- 18インチホイールだと乗り心地に不評が見られた
- 快適性を求めるなら17インチホイールがベスト
- 燃費は街乗りで10km/L、高速で13~15km/L
- クロスプラスの9ATはクオリティがイマイチ
フィアット500Xはオシャレな車に乗りたい人にベストな選択と言えます。周りとカブることがほとんどありませんし、良い意味で特別感を感じれると思います。外車なのに嫌味が無いのも良いですね。
ただ走行性能や燃費重視であれば、同価格帯で他にも優れた車があるので、あまりオススメできません。この車の外観を気に入ったら「アリ」な買い物だと思います。
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