「CX-3って実際どうなの?」
走りに定評のあるマツダが作ったコンパクトSUVですから、期待を裏切らない車なのは予想できますが、実際の評価や口コミが気になります。CX-3の他にも良さそうなコンパクトSUVはありますし、どこが良いのか、どこが微妙なのかを知っておきたいですよね。
今回はマツダ CX-3の評価や口コミをチェックしていきます。購入を考えている人・CX-3がどんな車なのか気になっている人の参考になれば幸いです。
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マツダ CX-3の評価や口コミ まずはエクステリア編 ★★★★★
- 複雑そうな造形だけどまとまりがあるデザイン
- デザインに惚れて買いました
- 見飽きない
- リアデザインがイマイチ…
- ソウルレッドがかっこいい
- ロングノーズで国産車っぽくないデザインが良い

外観の評価はほぼ満点に近いくらいの高評価。どの口コミを見ても「カッコイイ」「日本車っぽくない」「ソウルレッドメタリックがカッコイイ」などの意見ばかりです(中にはリアデザインがイマイチだという意見もありますが)CX-3の外観は多くの人に魅力的に映るデザインだということが分かりました。「デザインに惹かれて購入した!」という人も多かったです。
ちなみに私も国産コンパクトSUVの中ではCX-3のデザインが一番好き。ロングノーズ・流麗かつSUVのタフな感じ・ソウルレッドメタリックの美しさなど、好きな点がいっぱいあります。CH-Rのように「いかにも目立つようにしました」という感じが無いのに、ついつい目を奪われてしまう美しいデザイン……ステキです。
インテリア編 ★★☆☆☆
- 高級感はないけど安っぽくもない
- デザインや質感はとても良いと思う
- シンプルで機能的
- 収納が少なくて困る
- 後部座席が狭い、大きい人だと窮屈
- 高級感があるって言う人もいるけど、そうは感じない
- 乗り降りしづらい
- デミオと差別化がほぼ無いのが不満、値段の割に物足りない
1,高級感・質感の評価はバラバラ

インテリアの高級感に関しては意見が結構分かれています。「高級感がある」「質感がとてもいい」と高評価する人もいれば「価格の割に物足りない」「安っぽい」という意見も……
CX-3のインテリアはよ~く見るとプラスチッキーだったりして安っぽいところが見えます。コダワリがある人から見ると安く見えてしまうでしょう。それにCX-3は他のコンパクトSUVよりも割高の価格なので期待するところもあると思います。でも期待しすぎると「あれ?なんか物足りないかも?」と思ってしまうのではないでしょうか。また、実はデミオとインテリアデザインがそんなに変わらないので、デミオとの価格差を考えると残念に思う人がいるのも分かる気がします。
でもインテリアデザインのセンスは良いです。そこまで細部が気にならない人や、雰囲気を重視する人には良く感じられると思います。インテリアの評価は結構分かれているので、もしCX-3が気になっている人は実際に試乗してみて確かめてみたほうがいいかもしれません。
2,後部座席は狭いとの意見多数

CX-3の見た目からして狭そうな後部座席ですが、実際、見た目通りに狭いようです。後ろが狭いという口コミはたくさんありますが、広い・快適という意見はほぼゼロ。口コミには「大きい人だと窮屈」とか「人が乗る前提で設計されていない」「乗り降りしづらい」などと言われていました。4人までなら問題無いという意見もありましたが、補足で「5人は辛い」と書かれていたので、やっぱり広いとは言えないみたいです。
普段は前シートの二人乗りを前提に開発されているのかもしれませんね。んでたまに4人乗るという…。普段から4人、もしくは5人を乗せる機会が多い人はCX-5のほうが良さそうです。
ちなみに後部座席が狭いことに付随して、乗り降りしづらいという意見も多かったですね。
3,もはや定番『収納が少ない』

もはやマツダ車の定番、収納が少ない件。デミオ・アクセラ・CX-5・CX-3と、どの車種でも収納が少ないと言われています。CX-3に関してはデミオやアクセラほど言われていませんが、収納の少なさに不満を感じている人は少なくないです。
また、荷室の狭さも指摘されています。と、いってもコンパクトカーと同程度は確保されているので極端に狭いわけではアリません。ただ、SUVだからと過度に期待すると「あれ?思ったよりも荷物積めない」となります。普段荷物を積んだりしない人にはあまり問題ではありませんが、普段から荷物を積んで移動する機会が多い人は不満に感じそうです。
4,機能的なインテリアレイアウトは高評価
質感や高級感に関してはマイナス意見も多かったですが、シンプルで分かりやすいレイアウトは高評価されていました。センターにはダイヤルが3つあるだけなので、どこをいじれば良いのか一目瞭然です。口コミには「視線を動かさなくても操作できる」「どこに何があるか分かりやすい」という意見が出ていました。
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走行性能編 ★★★★☆
乗り心地・快適性
- ドラポジの良さとかは特に感じない、普通です
- ロードノイズは大きいと思う
- 硬めの乗り心地で突き上げはあるけど不快ではない
- フワフワとした感じではなくフラットな乗り心地
- 18インチのグレードを選んだせいもあるけど、乗り心地が悪すぎる
- 上下の揺れが収まり悪いときがある
- 高速道路でのロードノイズが結構大きい、でもエンジンの回転音は静か
走行性能
- 引き締まった乗り心地で安定感がある
- コーナーはロール間はあるけど、トバさないので十分
- 走る、曲がる、止まるのレベルが平均以上
- 高速道路で結構トバしても車が安定している
ディーゼルに関して
- ディーゼルの音はする
- 静かにスムーズに回るエンジン
- 4人乗ってても余裕で軽々が加速する
- アクセルをゆるく踏むと、加速するまでに間がある
- 出足がちょっとモッサリしている気がする
- 走り出しがモッサリしているけど、2000回転を超えるとさすがの加速力
- 加速力があるので追い越しや上り坂でも余裕
- 普段パワー不足を感じることは無いが、超高速域では物足りない
- デミオディーゼルよりも走りがモッサリしている
1,乗り心地は硬め

CX-3の乗り心地は硬めの質感になっているようです。乗り心地に関する口コミのほぼ100%が「硬め」と評価されていました。
しかし、硬め=乗り心地が悪いというわけではありません。フワフワしている感じが抑えられた、締まりのある質感です。余分な動きをできるだけ抑えたフラットな乗り心地を目指した足回りです。
じゃあ逆に乗り心地が良いの?というとそうでもないみたい。「乗り心地が良い」と評価している人はほぼ皆無。特に18インチなどの大径ホイールを履かせたCX-3に乗っている人からは「乗り心地が悪い」「閉口した」などの意見が出ていました。国産車によくあるフワフワ系・ボヨンボヨン系の乗り心地が好きな人には、受け入れがたい乗り心地だと思います。
とはいえ、この硬めのサスペンションが車の安定性やドッシリ感につながっています。段差や荒れた路面では突き上げがあり乗り心地が犠牲になっているところもありますが、安定したフラットな乗り心地で走り続けられるときの楽しさもあります。安定した走り・フラット感を好む人にはウケが良いでしょうね。
乗り心地重視派は18インチホイール以外のグレードを選んだほうが良さそうです。もしくは兄貴分のCX-5に乗るか……CX-5が新型になったので試乗してきましたが、乗り心地が改善されてサスペンションと快適性のバランスがかなり良くなっていました。乗り心地重視派はCX-5という手もアリかも??CX-5は結構オススメできる車でした。
話が若干ソレてしまいましたが、乗り心地は”硬め”と覚えておきましょう。
マツダ新型CX-5試乗記!ディーゼルの評判が良いのも納得だわ。価格に対して抜群のパフォーマンスだ
2,安定感は高い!特に直進時
走行性能の口コミで多く言われていたのが「安定感がある」「ロールが抑えめで安心感がある」というもの。
まず安定感。これは高速道路やハイスピードで走っているときの車の挙動についてです。ハンドルが取られたりせずにドッシリと車が安定しているので、安心感があるというものでした。作りが雑な車(マークXとか)って、高速道路を走ったりハイスピードでレーンチェンジするとかなり不安感がありますが、CX-3はそういう感じが無いようです。直進での安定感は多くのユーザーから高評価でしたね。
デミオ・アクセラなどによく言われているフロントヘビー感ですがCX-3ではだいぶ薄れたという意見が見られました。しかしフロントヘビーの感じはまだ残っているようで、コーナーでの楽しさはあまり無いみたいです。軽快感があるという口コミはありませんでした。とはいえ、このフロントヘビー感が直進時の抜群の安定感につながっているわけなので、一概に悪いとは言えません。アウディとかもそうですよね。
3,ロール感は抑えめで安心感がある
硬めのサスペンションがロールを抑えて安心感をもたらしているようです。もちろん、SUVの腰高ボディなので、セダンやクーペのような素早い身のこなしはできませんが、車が倒れるようなフラフラ感は無いとのこと。
個人的にこれは結構大事なポイントだと思います。直進が楽しくてもコーナに突入した途端、フラフラ・グラグラして恐怖を感じるSUVは結構あります。これだと直進でもスピードを控えめにしないといけませんから、走る楽しさをスポイルしてしまいます。走る楽しさを掲げるマツダらしいセッティングですね。
安定・安心して走れるというのは楽しさに大きく影響します。
4,静粛性について
口コミでは「ロードノイズが大きめ」という口コミが多く見られました。街乗りスピードではそこまで気にならないようですが、高速道路を走るとき・ハイスピードで走っているときにはロードノイズの大きさが気になってくるようです。
そして静粛性に関わってくるもう一つの要素といえばエンジン音ですが、エンジン音はあまりうるさくない模様。ディーゼル独特の排気音・エンジン音に対して「気になる」という口コミもありましたが、ごく少数でした。大多数の人が「音はするけど気にならない」とか「静かで快適」と評価していました。
また、加速するときには低回転でシフトアップしていくため、エンジン自体からの音は静かなようです。
5,ディーゼルの良いところ、悪いところ
ディーゼルの評価を調べた所、意見は大体2つに集約されます。
まずひとつ目は「モッサリ感」
アクセルを踏んでから加速し始めるまでにわずかに”間”があり、それがモッサリに感じられるようです。これはかなり多くの意見が出ていました。NAガソリンエンジンみたいに、アクセルを踏んですぐにブーンと加速するイメージでアクセルを踏むと、ワンテンポ遅れて加速するみたいですね。昔のターボエンジンぽいフィーリングでしょうかね。回転数がゾーンに入るとドカーン!とパワーが来るみたいな。信号が赤になった瞬間にグワっと加速したいせっかちな人や、低回転時でもリニアな加速を求める人にはストレスに感じられるかもしれません。
次に「力強い加速感」
2000回転くらいからの力強い加速は高評価!同排気量のガソリンエンジンとは次元の違うパワフルな加速を見せてくれるようです。4人乗っていても、上り坂でもグイグイ加速していくなどの意見が見られました。追い越しと道路の合流などでも余裕のパワーを見せてくれるようですよ。「モッサリ感があるけど、この加速感はその不満を消すくらい魅力的」と評価する人もいました。
【まとめ】

CX-3の魅力は「スタイリッシュで美しい外観・直進時の安定感・コーナーでもフラフラしすぎず踏ん張りがある・ディーゼルの加速感」です。逆に不満に感じられやすい部分は「インテリア(狭さ含む)・乗り心地・静粛性」。
コンパクトなボディにスタイリッシュ、流麗、タフさと色んな要素をバランスよく表現できたデザインは秀逸だと思います。それにくわえ車自体の走行性能も高めで、街乗りからハイスピードまで安定していますからそこに魅力を感じたら買いの車ではないでしょうか。
逆に居住性・高級感・乗り心地の良さを求める人には、物足りなく思われやすいと思います。ボディがコンパクトですし高級車ではないので期待を持ちすぎると「あれ?なんか思ってたのと違う?」となるかもしれません。コレ以上の質感を求める人はCX-5の方が良いですね。
コンパクトボディ・価格帯ゆえにいろんな不満点はありますが、ソレ以上に外観の美しさが魅力的な車なので、そこを気に入るかどうかが買う・買わないかの一番の分岐点でしょう。外観を愛することができれば他の不満点は大体目をつぶれると思います。
それでは今回はこの辺で……最後までご覧いただきありがとうございました。CX-3ガソリン仕様の試乗レポートを↓に追加したので、良ければ一緒にごらんくださいませ。なかなか良いフィーリングでした。
みなさん良いカーライフを♪
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