BMW320dMスポーツの試乗評価をまとめてみたいと思います。
ディーゼルになると、加速感や運転のフィーリングはどう変化するのか。Mスポーツになることで乗り心地やハンドリングはどう変化するのか。良いところも気になるところも隠さず書いていきます。
今後、320dMスポーツの購入を検討されている方の参考になればと思います。
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BMW 320d Mスポーツの試乗評価まとめ!乗り心地は?
ネットに拡散している320dMスポーツの試乗評価をまとめてみました。
Mスポーツになるとスポーツサスペンションが装備され車高が1センチ下がる他、少し硬くスポーティな乗り味に変わります。その変化がドライバーにどのような印象を与えるのでしょうか・・・
- 19インチホイールを履いていても意外としなやか
- ロードノイズも小さい
- 低速で走っていると、荒れた路面や舗装路で少々突き上げる
- 荒れた路面の乗り心地はベンツCクラスよりも上
- ベンツよりもランフラットタイヤを履きこなしている
- ガソリン車よりも重いエンジンを積んでいるが気持ちいい走りができる
- 2015年9月のマイナーチェンジでかなり乗り心地が改善された
Mスポーツの評価をまとめるとこのような評価になりました。
乗り心地に関しては、意外と良い評価が多かったです。ただし荒れた路面を走るときには突き上げがある様子。
ベンツCクラスよりも乗り心地が良い?!
驚きだったのは、荒れた路面での乗り心地はベンツCクラスよりは上という意見です。ベンツは、ランフラットタイヤに合わせた車の開発がBMWより遅れており、マッチングがあまり良くないのだとか。これはよく聞く話ですよね。
関連記事:ベンツ新型Cクラスの評判や口コミは?内装がBMWやアウディを圧倒!?
自動車評論家の清水和夫氏も「ランフラットタイヤのベンツCクラスは、乗り心地が硬めで突き上げが気になる。レギュラータイヤの方が良い」と言っていました。
やはりBMWの方がランフラットタイヤを履きこなしているようです。さすが、他メーカーに先駆けてランフラットタイヤを使っていただけあって、車とのマッチングが良いんですね。
さらに2015年9月のビッグマイナーチェンジで乗り心地が格段に向上されたようです。タイヤは同じでもブッシュ類の変更、サスペンション・タワーの取り付け部のボルト数を増やすなどして、サスペンションがよりしなやかな動きをするように変更されているのだとか・・・
2015年9月以降に買った人は「アタリ」でしたね!
加速感はどう?ディーゼルのフィーリングは?
- 街乗りで使う1,500rpm~2,500rpmの加速感が最高
- 8段ATとの相性は抜群
- 以前よりも、ディーゼル音が遮断されている気がする
- 4,000rpmくらい回すと、ディーゼル音や加速感の鈍りが気になる
乗り心地の評価に比べると意見が少ないような気がしますが、意見は上記の4点に集中していました。
まず加速感ですが、低回転で最大トルクを発生するエンジンですので、街乗りやワインディングでの加速がとても気持ちがいいようです。これはみんな言っていますね。
また最近製造された320dは、以前よりもカラカラ音が遮断されているようで、良い意味でディーゼルっぽさが消されています。「カラカラ音が気になる」と以前から注文が多かった部分ですから、対策を施してきているのが伺えます。
高回転域でのパワー感や加速感はあまり感じられないようでした。ディーゼルエンジンは、低回転でトルクのオイシイ所を使って気持ちよく駆け抜ける走り方が、マッチしていると判断できます。
引用元 http://prestige.smt.docomo.ne.jp/
ちなみに、2016年6月から販売されている320dは、それまでの320dとエンジンが微妙に違うようですよ。
同じ2リッターであることは変わりませんが、2シリーズツアラーやX1に使われている横置きエンジンをベースに、縦置きにアレンジされたものが使われています。
以前に比べてカラカラ音が遮断されたのは、このエンジンの変更が関係しているからかもしれません。
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個人的にはガソリンよりもディーゼル推し
私はガソリンエンジンよりも、ディーゼルエンジンに魅力を感じています。その理由は、常用域での加速がズバ抜けて良いことと、低燃費だからです。
私のクルマ(BRZ)はトルクが出るのが遅いので、街中では結構ストレスを感じます。(信号ダッシュで軽自動車に負ける)回転数を上げれば良いのですが、そうすると燃費が極端に悪くなるので、回転数を上げて走る気になれません・・・
その点320dのように低回転でトルクフルなクルマであれば、ちょっとアクセルを踏んだだけで、十分な加速を得ることが出来ます。
しかも低燃費ですからオイシイところだらけですね。
日常で楽しさを味わえるって大事なコト
ディーゼルエンジンは日常の運転で楽しさを味わえます。
例えば、信号が赤から青に変わってスッと加速したり、カーブで減速してその後に素早く再加速したりと、普段から気持ちいい運転を味わうことができます。
これってとても魅力的じゃないですか?繰り返しますが、「日常で運転が楽しめる車」なんです!
ディーゼルはカラカラ音がするとか、色々な文句もありますが、その不満点を上回るくらい満足度は高いハズ。
サーキットを走ったり、高回転まで引っ張ってエンジン音を楽しみたい人はガソリンエンジンのほうが向いていると思いますが、日常のさりげない一時に運転の楽しさを感じたい人はディーゼルのほうがマッチすると思います。
BMW320d Mスポーツの動画
動画を見ていると乗り心地が良さそうです。荒れた路面ではないのかもしれませんが、フラットな運転姿勢を保っています。運転が気持ちよさそうだなあ。
まとめ
- 乗り心地はしなやかでスポーティなハンドリングが楽しめるようになっている。
- 低速で荒れた路面の上を走ると若干突き上げが気になるが、ベンツCクラスよりは突き上げが少ない。
- 街乗りで使う回転域で最大トルクを発生するのでしっかり加速できる。
- 高回転域では加速が鈍りディーゼル音も目立つので、低回転を多様して気持ちよくドライビングするのがこのクルマの乗り方だと判断する。
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