さてさて、前回の記事ではアウトランダーのガソリン仕様車とPHEV仕様車との燃費効率を基に、どちらがコストパフォーマンスに優れているか検証いたしました。もちろんPHEV仕様車のバッテリー走行は圧倒的ではありますが、設備環境や走行距離などユーザーによっての差が大きく開いてしまいますし、通常走行ならそこまでの差はないとお伝えしました。
ただここで意外とオーナーさんの口コミも良かったのがガソリン仕様車。ちょっと気になるガソリン仕様車にもっと焦点を当ててみたいと思います!
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ガソリン仕様車とPHEV仕様車はどこが違うの?
燃費効率の事もありますが、そもそもガソリン仕様車とPHEV仕様車の違いって何?って方が意外と多いと思います。
ガソリン仕様
まず、ガソリン仕様車というのはご存知かとは思いますが、ガソリンエンジンを積んでおり、レギュラー・ハイオク・軽油・天然ガス等を使用しており、排気量によってエンジンのパワーや性能が変わってきます。巷で流行っているハイブリッド仕様車などはどちらかというとガソリン仕様車寄りの車であり、エンジンを主にした作りになっていて、電動モーターがエンジンを補助しているのです。
PHEVとは
変わってPHEV仕様車というのは、ガソリンエンジンを積んではいますが、基本的には大容量の駆動用バッテリーと高出力電動モーターが主になっており、電気で車を動かす事ができます。備わっているガソリンエンジンの役割は、充電や充電容量が少ない時などの電動モーターのサポートや変わって走行するなどの補助をする事なのです。
と言ってもピンとは来ませんよね?そこで次は具体的にオーナーさんの口コミ等を元に
フィーリングの違いを検証していきたいと思います。
オーナー口コミに見るフィーリングの差は?
ガソリン仕様車
- 「ミドルクラスSUV(4WD)を考慮すれば適切な2.4リッターを選択しているのは評価できる。性能的に突出している訳では無いが必要十分。欲を言えばもう少し何か特徴(売り)が有れば良い。」
- 「これはおすすめです。最近エコ志向や減税志向で2Lエンジンの走りを捨てたSUVが多いなかで2.4Lは貴重車体1500kの中型SUVとしては許容範囲の動力性能。発進、坂道、追い抜き、合流、高速など普通に走るのには余裕たっぷりです。」
- 「思い通りに加速してくれますし、下り坂のエンジンブレーキも結構効きます。CVT特有クセもあまり気になりません。」
ガソリン仕様車は、どちらかというとパワフルなフィーリングというよりは、乗り手の感じる気持ち良さを重視した仕様となっている様です。ちょうどいい加速・ちょうどいい余裕のエンジンの様ですね。エンジン音も静粛性に優れている様ですし、オーナーさん達の満足度が口コミを見ていると伝わってきます。
PHEV仕様車
- 「走り方によって、エコカーにもスポーティーカーにもなる。時速70km以下でゆったりと走れば燃費よく、アクセルをべた踏みすれば、トルクフルなモーターにエンジンのアシストがついて重さ2トンもあるとはとても思えないほどに力強い加速。」
- 「直線道路でアクセルを踏み込んだのですが、モーター駆動にエンジンも稼働したのですが、滑らかな心地よい加速感。」
- 「モーター独特の加速は気持ち良いです。前車はレガシィターボでしたが、不満の無い走りをしてくれます。」
- 「モーター特有のフラットで、加速は十分です。高速では限界を感じますが、一般道では快適です。エンジンがかかると、高回転域を利用しているため、軽自動車がうなるような、やや安っぽい音がします。」
どちらかというと、ちょっとパワフルな感じを求めるのでしたら、PHEV仕様車の方が上みたいですね。確かに、電動モーターの踏み込んだ時の加速は、ガソリン車には出せないトラクフルな加速ですからね。さらに電動モーターの静粛性も圧倒的ですね。逆にロードノイズの方がうるさいというのは、それだけ静粛性に優れている証拠でもあります。
こうやって比べてみても、確かにPHEV仕様車の方が装備としても、走行性能としても格上なのだなって感じさせられますが、ただ、ガソリン仕様車の方も特別秀でた所は無いものの、悪い所もない。弱点が少ない車の様ですね。
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装備などの違いは?ガソリン仕様にあってPHEVに無い装備は?
電子制御4WD
標準装備でついている装備。【4WD ECO】【4WD AUTO】【4WD LOCK】3種類から選べる、三菱自動車のお家芸、電子制御4WDがついており、さらにオプション装備のS-AWCをつけると3種類から4種類【AWD ECO】【NOMAL】【SNOW】【LOCK】へドライブモードが増え、様々な路面状況に対応できる。PHEV仕様車にもS-AWCはあるが、2種類しか無く、ガソリン仕様車みたいな細かい操作性まではなく、まだまだ洗練されてはいない。
パドルシフト
ステアリングに手を添えたまま、指先で素早く6速スポーツモードのシフトチェンジがおこなえます。自分の思い通りの操縦ができ、気持ち良い運転ができます。
どうしても電動モーターは特有の動きをしがちです。今まで通りの気持ち良い操作性や走行性能の熟練度はガソリン仕様車の最大の魅力です。特に三菱自動車の特徴として今まで培ってきた自動車としての面白みがある操作性はやはりPHEV仕様車にはないものです。
ここでもっとガソリン仕様車もいいぞというオーナーさんの口コミもチェックしてみましょう!
ガソリン仕様オーナーさんの口コミPICK UP!
- 「三菱で無ければもっと評価されている車だと思う。SUV、7人乗り、2.4リッター(パワー)、4WD性能、安全装置(衝突回避ACC)が評価できて、試乗してみて良いと感じて、三菱で良い(ブランドを気にしない)人にとっては、満足度は高く非常に良い車だと思う」。
- 「他社にない2.4Lガソリンエンジンは余裕ある静かな走りパドルシフトは走りを楽しめる。」
- 「いい車なのにジャーナリスト等に競合車と比べる前にPHEVと比べられ、劣る車のイメージを付けられている。」
- 「2.4Lの4WD、しかも色々と便利な機能が付いてこの値段なので、それなりに満足しています。」
- 「コストパフォーマンスが良い。剛性がしっかりしている。走りもなかなか。かなりオススメです。」
といった様に、PHEV仕様車がやはり注目されがちではありますが、コストパフォーマンスや走行性能など諸々含めても、ガソリン仕様車はかなり高いレベルの優良車なのです。PHEV仕様車も魅力的ではありますが、ガソリン仕様車もかなり満足度の高い車というのが、オーナーさんの口コミを見ても伝わってきます。
やはり素直な操縦性や気持ちの良いフィーリング、コストパフォーマンスを求める方にはガソリン仕様車の方がおススメですね。確かにPHEV仕様車も魅力的ですが、ガソリン仕様車もナメてはいけないのだなと思わされました!
さて、ここまではガソリン仕様車とPHEV仕様車の性能対決みたいな感じで参りましたが、次回はそれぞれの全体的な評価に迫ってみたいと思います!
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