アウディQ2の試乗してきた【これはズルイ、センスが良い上にこの値段って反則だろ】

『アウディからコンパクトSUVが登場するだと?!なんだこのファッショナブルかつプレミアムなコンパクトSUVは!小さくてもバッチリアウディじゃないか!』

いきなり騒がしい感じで申し訳ありません(笑)上記のように、アウディQ2を知ったときの私の衝撃はトンデモナイものでした。

で、待ちに待ったアウディQ2が発売されたので早速試乗してきました。今回はその試乗記になります。私はアウディが好きなので若干褒めちぎっている部分もありますが、気になるところは気になる…として記事にしました。

Q2が気になっている人・Q2を購入予定の方の参考になれば幸いです。それではよろしくお願いします。

 

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アウディQ2試乗記 エクステリア編

①コンパクトでもしっかりとアウディのオーラがある

アウディQ2を目の当たりにして感じたのは「コンパクトでも全然アウディじゃん!」ということ。(予想通りですが)”コンパクト”という言葉を聞くと若干「ちゃちい」イメージを持ってしまいますが、実物のアウディQ2はプレミアムカーそのもののオーラを放っていました。

コンパクトSUVだからと安っちぃ感じは一切なし。道路ですれ違うときは「あ、アウディ来た」と普通に認識してしまうくらい立派。「安いアウディだ」と感じることは全く無いです。

 

②やっぱヘッドライトカッコイイよね

アウディの特徴といえばヘッドライト。先進的でカッコイイデザインが得意のアウディですから、Q2にもカッコイイものが備わっています。なんとなくボルボのトールハンマーヘッドライトに似ている感もありますが、存在感は抜群。キリっとQ2の表情を引き締めています。やっぱり先進的でイケてるヘッドライトが装備されていると「今」っぽさがありますよね。もちろんLEDなので夜でも存在感抜群です。アウディはどのシリーズでもヘッドライトがたまらなくカッコイイんだよなぁ……

なんと通常はハロゲンライト

ちなみにこのヘッドライトめちゃくちゃカッコイイのですが、なんと標準ではありません。299万円のエントリーグレードだと、なんとハロゲンヘッドライト……正直マジか…って感じです。このプレミアムっぽいナリでハロゲンヘッドライトだと、ちょっと悪い意味でギャップがありすぎます。

もし私が299万円のグレードを買うとしたら間違いなくLEDヘッドライトのオプションを付けます。価格は15万~20万円くらいしたと思いますが、それでも絶対つけたい装備です。ライトつけてるときだけでなく、昼間のときの印象も結構違います。

1LエンジンでもTFSIスポーツのグレード選べば、標準でLEDヘッドライトが込になっている様子。でもそうしたら価格が299万円から364万円になるという……価格が一気にあがるなぁ…うーん。

 

③Q3とは違う、タフな印象のプレミアム感

グリルも見逃せないですね。他のアウディシリーズとは微妙に形が違う六角形のグリルですが、これがまたQ2に似合ってるんです。ポリゴンというように多角形デザインがウリのQ2ですが、そのデザインにマッチしているように感じました。ヘッドライト・グリル・アグレッシブなバンパー、それぞれがうまくマッチしてタフで都会的なQ2を演出しています。

アウディQ2はメッキ素材をあまり使っていませんが、ターゲットがこれまでよりも若い層なので、それもアリかなと思いました。変に高級感を出ていないところがアウディQ3と印象の差別化になっていますね

 

④後ろからのデザインも結構良いぞ。プレミアム感+マッシブな感じ

アウディQ2のエクステリアデザインで特徴的なのはフロントだけでなくリアも。Cピラーにはボディカラーと異なるブレードが付いており、オシャレ感を漂わせます。なかなかこういうデザインを凝らしている車って無いですよね?一見すると「おや?なんだこれ?」と思いますが、離れて全体を見るとQ2にバッチリ似合っていることに気づきます。

そしてテールランプ。他のアウディ車のように横長で存在感抜群のイケてるテールランプではなく、サイドにポチョンと備わる小さいデザインです。発表当初、このデザインをみたときに「このデザインはインプレッサXVぽいな……ちょっとな…」と思いましたが、いざ実際に車を眺めてみると、これがなかなか良い!アウディいわくに「ラグビーのプロテクター」をイメージしたということですが、マッシブで多角形デザインのQ2に合っているなと思いました。

Cピラーのボディーと色違いのプレートや、プロテクターをイメージしたテールランプなど、パーツ単体で見るとそんなよく感じないですが、車として見るとよくまとまっています。Q3のような高級感やエレガント感ではないテイストで、アウディらしいプレミアム感を演出しているところにデザインの妙を感じます。

 

⑤サイズがデカすぎなくて扱いやすかった

  • 全長4205mm
  • 幅1795mm
  • 全高1520mm

コンパクトSUVを名乗っているとおり、扱いやすいサイズ感も良いなと思いました。

全長が小さめなので駐車場から鼻が飛び出すこともなく、幅1800未満なので色んな駐車場のサイズにも適応します。特に幅1800未満というのは嬉しいポイント。サイズ制限がある場所でも入れちゃいます。日本では扱いやすいサイズは幅1800mm未満という言葉もありますし、無理の無いサイズです。

近道をするときとかに通る狭い路地でも結構大丈夫でしたよ。すれ違うときは若干怖いですが(自分がヘタなだけ)こういうところでもサイズが大きすぎないというのが大きな武器になります。

 

 

インテリア編

内装もシッカリと「アウディ」 普通に質感高い

アウディA3に似たデザインで質感の高いインテリアでした。ボタンの手触りやクリック感、パーツ一つ一つから質感の高さが伝わってきます。デザイン自体はシンプルで派手な感じは無いのですが、使われている素材やパーツの質感の高さがアウディインテリアの特徴です。

以前アウディA3やA4に試乗したときも驚かされたものでした。シートに収まると運転席から見えるインテリアの風景は上質で「良いものに囲まれている感」があります。それと同様の質感をアウディQ2も持っています。トヨタのような気をてらったようなデザインではなく、シンプルな中に質感の高さを漂わせるのでセンスが良いですよね。私の周りの女性達はアウディをセンスのいい車として認識している人が多いのですが、外観だけでなくこういうところも良いイメージを持たれる要因なのかもしれません。

 

みんな大好きバーチャルコクピット

アウディのインテリアの代名詞といえばやっぱりバーチャルコクピット。メーターパネルのところに見やすいGoogleのマップやデジタルメーターが表示され、未来感満載のハイテク装備です。

このバーチャルコクピットはズルい!新しいもの好き・ハイテクモノ好きのメンズの購買意欲をそそりまくりです。もちろん私もバーチャルコクピットのカッコよさにやられました。運転している最中や信号に止まっている最中にバーチャルコクピットに目を移すたびに「ああ、俺アウディに乗ってるんだなぁ」という気分に浸れます。所有感をくすぐりますね。

それに後部座席から見たときも最高です!センスの良いデザイン、質感の高いパーツ類、バーチャルコクピットを一つのデザインとして後ろから眺めたときのカッコよさと言ったらもう……後部座席に乗る人にもアウディインテリアのカッコ良さをアピールできる素晴らしい装備だと思いました。

私が付けるかと言えば

ただ、実際に私が付けるかと言ったら、ちょっと分かりません。もちろんオプションなのでお金がかかるというのもあるのですが、それ以上に、通常のアナログメーターのほうが視認性が優れている気がするのです。視認性云々というよりも違和感といったほうが適切かもしれません。

画面でメーターの立体感を演出しているので、奥行き感というか、どうも普通のメーターよりも違和感を感じてしまいます。普通のアナログメーターのほうが違和感なく見れます。(極端な例だとベンツEクラスのデジタルメーターとかちょっと無理です)バーチャルコクピットを導入すれば知らず知らずのうちに慣れるのでしょうが、試乗の短時間の間だと違和感を拭いきれませんでした。

ただ、カッコよさや先進性という点ではアナログメーターよりも間違いなく上。スピードが何キロ出ているかもすぐに分かります。せっかくアウディに乗るんだから、バーチャルコクピットを付けたほうが良いのは言うまでもありません。試乗してみて、私のように違和感を感じなければ超おすすめの装備です。

 

後部座席

後部座席の広さは意外と十分。コンパクトSUVだから狭いのかな~と思っていましたが乗ってみると別に狭くはアリません。私の身長は160センチ少々ですが、頭上スペース、足元の空間、膝から前シートまでの空間共に十分な広さがありました

窮屈な感じもなく、普通に過ごすことができます。これなら友達を乗せてどこか行ったり、家族で使うのにも問題アリません。

ただ、ちょっと気になったのが、シートが若干立ち気味なところ。もうちょっとシートが寝ていたほうがユッタリ感があって良かったと思います。私個人の好みというのもあると思うのですが。

 

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走行性能編

ついに排気量1Lの時代

試乗車のエンジンは1L。正直、1L と聞くと大丈夫なのか?と、思ってしまいます。最近はダウンサイジングターボが主流なので、排気量が低くても十分なパフォーマンスを発揮することを知っていますが、それでも1Lと聞くと心配を拭いきれません。

では実際乗ってみると……ふむ。なるほど。1Lでも問題無い動力性能です。低回転からパワーが出る設定になっているので、1Lにしては意外と力強い。普段街乗りで運転している分には、おそらくパワー不足を感じることはないと思います。

ですが、試乗中にゆるい坂道を登ることがあったのですが、そのときには若干パワー不足を感じました。もうちょっとパワーがあればストレスフリーなのになぁという感じです。とはいえ、アクセルを踏み込めば、坂道でもそれなりの加速力を見せてくれるので、絶対的なパワー不足ではないです。ちょっと車が頑張ってる感がありますが。もっとスムーズに余裕のパワーで坂道なども走りたい人は1.4Lを選んだ方がよさそうです。

 

乗り心地は思っていたよりもソフト

これまでアウディはA3とA4の試乗をしたことがありますが、そのときの印象は「割と硬め」でした。特にA3なんかはハッキリとスポーティに振っていることがわかり、結構硬いと感じました(A4は結構良かった)とはいえ、どちらも不快感を感じさせない範囲で硬めになっており、これが最近のアウディの乗り心地なんだと思っていました。

そういう先入観があったのでQ2も結構固めなんだろうなぁと思っていたのですが、乗ってみると……意外とソフト。テイストは硬めではあるのですが、思っていたよりも締め上げられておらず、シットリしていました。段差などではボコンボコンという感じは伝わりますが、車内に不快な突き上げは入ってこないので意外と快適

個人的にはA3よりもQ2の乗り心地のほうが好きですね。こっちのほうが乗員にも好評な気がします。A3よりもハードだったらどうしようと思っていましたが、意外にソフトで安心しました。

 

ハンドリング・ロール感

ハンドリングはスポーティすぎず、かといってダルすぎず。誰でも好き嫌いが無い普通のハンドリングです。街乗りSUVのQ2にはこれくらいが良いのかも。気軽に運転できます。

普通のSUVに比べたらロールが抑えられており、ビシっとしています。コーナー中でもよれたり倒れそうになる感じはなく安定感がありました。これならカーブが連続するワインディングでも意外と楽しめそうです。

 

 

【まとめ】

アウディQ2の魅力は手軽な価格でアウディ クオリティのSUVに乗れる所にあると感じました。コンパクトSUVだからといって安い感じはまったく無し。外観も内装もしっかりと「アウディ」を感じられ、所有感を満たしてくれます。コンパクトでもプレミアムが体現されていますね。

走りは1Lでも意外と走れちゃいます。低回転から盛り上がるパワーで、不足感は無し。街乗りするだけならこれでも十分です。仲間や家族と一緒に楽しくドライブするくらいなら何の不満もありません。コンセプトが街乗りSUVですし、気軽に乗れるコンパクトプレミアムということを考えると1Lでいいかも。逆に運転の楽しさやパワー感を求める人には1.4Lの方が断然オススメです。

これまでよりも若い人をターゲットにしたSUVということですが、若い内からこんな良い車に乗れたらサイコーに楽しいだろうなぁ……変に高級感がありすぎず、でもプレミアム感があって、所有感がハンパじゃなく高そうです。オシャレでプレミアムなコンパクトSUVを探している若者には、多少無理をしてでも乗るのをオススメします。

アウディは女性から「オシャレ」なブランドとして認識されているようですが、この車はモテ車ですね(笑)センスが良いです。

ちなみにアウディQ2へ乗り換え予定の方へ

アウディQ2はスタート価格299万円からと、プレミアムSUVにしては大変お手頃な価格になっています。このクオリティで、この価格…というのがとても魅力的ですよね。しかし正直、素のままだと結構物足りない感もあります。

と、いうのもLEDヘッドライト、バーチャルコクピット、その他諸々の「コレは欲しい」というアイテムが大体オプション設定なんです。なので「コレは付けておきたい」という最低限の装備を付けるだけでドンドン価格が上がってしまうんですね。

しかし実はオトクにQ2を買う方法があります。この方法なら1~3分の一手間で、10~50万円は車をオトクに購入できます。これなら、LEDヘッドライト・バーチャルコクピット等の最低限付けたいオプションを諦めなくてもいいし、自分の満足するQ2を手に入れられるはずです。

もし妥協しない満足なQ2を手に入れたい…と考えている方は下の記事もご覧になってみて下さい。

車の下取りで超大損!?一括査定を使って値引き額よりもさらに安く買う方法とは!

それでは今回はこのへんで・・最後までご覧いただきありがとうございました。

みなさん良いカーライフを♪

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