2017年1月26日に新型(マイナーチェンジ)になったアウディA3を試乗してきました。
試乗したA3はスポーツバックの2Lエンジンquattroモデル。そして新設定されたsportグレードが付いています。これまではquattroは1.8Lでしたが、新型になって2Lに排気量UPしました。
アウディといえばやっぱりクワトロ。FFモデルも人気のようですが、クワトロモデルが気になっている人も多いハズ。
と、いうことで今回も試乗インプレッションをしていきたいと思います。個人的に気になった所などを営業さんに色々聞いてきたので、それらも交えながらご紹介していきます。
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1,アウディ新型A3試乗してきた!まずはエクステリアから~
エクステリアの一番の変更点はヘッドライトとテールランプです。デザインが変更され、LEDがラインナップされました。(LEDはオプション)
今回試乗した新型A3スポーツバックにはLEDヘッドライトが付いていました。

やっぱりアウディといえばコレですね。この先進的でシャープなヘッドライトが最高!ヘッドライトと水平基調のグリルのハーモニーがタマリマセン。
ヘッドライトがLEDになるだけで、前から見たときの印象は随分変わりますね。ライトを照射していないときでも造形の深さがカッコイイと思わせます。

テールランプもかなりカッコイイ。画像は点灯している状態なのですが、撮影した時間が夜ではないので、少し分かりにくいかもしれません。
そしてアウディのもう一つの特徴といえば、流れるウィンカーですよね。画像は流れている最中を撮りました。左側のテールランプが流れています。(めっちゃわかりにくい)
後続車や対向車はこの流れるウインカーを見て、「おお!?なんだあれは?」と思いますよね。それを想像しただけでもちょっとした優越感に浸れそうです。自分から見えないのは残念ですが・・・(笑)
アウディのデザインはホントかっこいいです。落ち着きがあって、でもシャープで先進的で・・・最近女子の間ではアウディが人気ブランドの1つとして認識されているようですが納得ですね。
2,お次はインテリア
さぁドアをオープン。ガチャ。

うわー、めっちゃカッコイイー!デザイン自体は派手さがなくて本当にシンプルなのですが、質感が高いです。国産車のプラスチッキーな感じではなく、全ての部品がシットリしているような高級感にあふれています。
試乗前にアウディA3のインテリアの画像を何度も見て予習していました。画像で見ていたときは「多くの人が質感高いっていうけど画像見た限りじゃ大したことなさそう」と思っていました。でも乗ってビックリ、こんなに質感が高いとは・・・
以前、新型アウディA4に乗ったときも質感の高さに驚かされましたが、価格が価格なので当然かなとも思いました。しかしA3でも立派にアウディのクオリティが保たれていたので、さすがアウディと思わずにはいられませんでした。

ドアの内側。ドアのトリムにアルミが使われています。初めはアルミっぽい塗装かなと思いましたが、触ってみたら冷たかったので、リアルなアルミだと思います。
うーん、めっちゃシンプルだけど、結構質感高い。

そしてみなさんが大好きなバーチャルコクピット。アウディの代名詞的な装備ですが、これまでのA3には設定がありませんでした。マイナーチェンジでA3にも設定されました。
バーチャルコクピットに表示される画像はGoogle Earthのものらしく、とても見やすいです。自分の車のナビだと道路は表示されても建物が表示されないので、これなら実際の自分の居場所を把握しやすいと思いました。知らない土地に行っても、ナビとして使いやすいですね。
ただ、私的にバーチャルコクピットは明るすぎてちょっと目が疲れるかなとも思いました。あとデジタル表示で、立体感を出そうとしているので、タコメーターや速度計を見ると違和感を感じます。私がアウディA3を買うならバーチャルコクピットは付けないかも・・・
余談ですが、BMWはデジタルメーターを採用してもメーターリングを残していました。メーターリングを残した理由はドライバーが違和感なくメーターを見れるようしたかったからだそうです。たしかにBMWのデジタルメーターはとても見やすい気がしました。
あと、画像に写っているステアリングはスベスベして、かなり質感が高かったです。長時間握っていても汗ばんだりしなそうな、高級感のある素材でした。これなら長距離ドライビングでも手は快適♪
またステアリング内のスイッチでバーチャルコクピットを動かせるので、ドライバーが視線の移動を最小限に抑えたまま、操作できるのは優れているなと思いました。

今度は後部座席に乗ってみます。ドアを空けた風景なのですが、まず気づいたのが乗り込み口が広いということ。BMWの3シリーズやベンツのCクラスよりも乗り込み口が広く、スッと乗り込めます。このあたりは利便性がよく考えられていますね。

乗ってみると、思ったよりも広い。メチャメチャ広いわけではありませんが、見た目から想像していたよりも快適です。後ろの居住空間はVWゴルフよりは狭いですけど、全然窮屈ではないですよ。
座ったときに頭上空間にもある程度余裕があり、快適なスペースが確保されていました。勉強熱心な営業さんに聞いたのですが、新型A3では後部座席の頭上スペース確保にも取り組んだとのこと。
天井部分をえぐるようにすることで、後ろの人が座ったときに頭上空間が広くなるように配慮してあるということでした。今までA3の後部座席って結構狭いんじゃないかなと思っていましたが、これくらい広さがあるなら結構良い感じです。
ご家族で使用される場合でも普通に使えちゃいますね。

身長160センチ少々の私が後ろに座って、足元にはこれくらいの余裕があります。ちょっと分かりにくいですが、ヒザから前席までは拳2個か3個分くらいのスペースです。
足は前に放り出すことはできないですが、狭くは無いですよ。動かせるだけの余裕はありました。

後ろから前を見るとこんな風景。カッコイイですねぇ。シンプルで高級感があって、大人の車って感じがします。

トランクはこのような感じ。横が出っ張らず、真っ直ぐになっているので、多少広めのものでも結構入ります。
トランクスルーにもなるので、イスを倒せばそれなりに物を積めます。
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3,お次はドライビングインプレッション
さあ、道路に出て、実際に新型A3を感じてみたいと思います。
①乗り心地
乗り心地は硬質です。硬質といっても乗り心地が悪いわけではありません。大きめの段差では突き上げが来るのですが、その衝撃がすぐに収まります。これはおそらくボディ剛性が高いからなのだと思いますが、段差の突き上げを不快に感じないです。
凸凹路面は車がフラットなままスーッと走れます。車が左右に揺れるイヤな感じはありませんし、快適でした。A3の乗り心地は硬質だけど快適といえると思います。
ただ、国産の高級車のようなフワーッと浮いているような乗り心地が好きな人には、ウケがわるいかもしれません。A3は国産高級車と比べると、路面からの情報がダイレクトに伝わる感じがあるので、スポーツカーに近い感じです。
VWゴルフに乗ったことがある人ならイメージしやすいと思うのですが、A3はゴルフをスポーティにしたような乗り心地でした。アウディはA3を、シットリ上質なスポーツカーの乗り心地にしたかったのかなぁ、という感じが伝わってきました。
②加速性能
加速性能は文句無し。特にスポーツモードとかにいれなくても十分速いです。2000rpmあたり?から怒涛の加速を見せます。街中では速すぎるほどの加速性能でした。坂道でもグングン登っていき、パワー不足なんてまるで感じさせません。
長い直線でスポーツモードに入れてアクセルを踏み込んでみたのですが、そのときの加速性能はもはやスポーツカーでした。グオおおお~~~!っと加速し、思わず「やべー!はえええ」と言ってしまいました。あっという間に、法定速度を遥かに超えます。
聞いたところ出力は190psくらいらしいのですが、私の愛車スバルBRZよりもかなり速く感じました。最近のダウンサイジングターボって本当に良くできてますねぇ。
ちなみに普通に街乗りしていると、低回転でスッスッスッとシフトアップしていくので、エンジン音も静かで快適でしたね。シームレスなシフトアップでシフトショックも皆無でした。
③静粛性能
静粛性能も結構高いです。100キロ近くても普通に会話できますし、音楽もキレイに聞こえてきます。同クラスの中では静粛性は高い方ではないでしょうか。
4,まとめ
アウディA3の試乗インプレッションはいかがでしたでしょうか。私は、試乗が終わるころには自分の車を置いて、アウディA3で家まで帰りたい気持ちでいっぱいでした。それくらい満足度が高かったです。
加速性能や乗り心地のチェックもしながら、最後はのんびりと走ってきたのですが、信号で停まったときにふとインテリアに目をやると質感が高いのが伝わってきて、「ああ自分は今高級車に乗っているんだなぁ」と感じました。
それに右左折するときには対向車や後続車に、流れるウインカーが見えており、ちょっとした優越感も感じれました。
「良い車に乗っているんだぁ」と所有感も満たされますし、本気を出せばメチャメチャ速いし、シットリ乗りたいときには乗り心地も良いし、マルチな使い方ができてとても良い車だと思います。人気があるのも納得しました。
ちなみに実際に買う場合、いくらするのか聞いてみた
私は2017年度内に外車を買うという夢があり、アウディA3も検討していたので、今日乗った車を購入するとしたらいくら必要なのか、見積書を作ってもらいました。
今日乗ったA3は
- 2Lエンジン クワトロ
- 新設定のスポーツグレード
- レザーパッケージ(LEDライト+レザーシート+バーチャルコクピット)
です。見積もってもらった結果、お値段は・・・

569万円・・・!約570万円ですね。(画像見づらいですけど、クリックすれば拡大できます)
これは新車のA3が故障したときの保証や、定期点検などのサービス料金や、諸々手続きの金額も含まれております。それにしても乗り出し価格570万円とは・・・私の想像を結構超える金額でビックリです。
ホームページには2Lクワトロで429万円~と書いていたので、もうちょっと安い価格で乗れるのかと思っていました。やっぱり諸費用や、オプションを付けると結構高くなってしまうんですねぇ。
少しオトクに買えるのかなと思って値引きに関して聞いてみましたが「値引きはちょっと厳しいですね」とのこと。つまり普通に買うしかないってことか~・・・
もし私のように『少しでも安く新型A3を買いたい』とお考えなら、一括査定を使ってマイカーの下取り額を限界まで高く引き上げるのが一番賢い選択だと思います。もしくは一括査定に出して、そのまま高額で買い取ってもらって購入資金に充てるか。
10万円~50万円は安く買えるハズです。間違っても普通にディーラー下取りに出してはいけませんよ~。
オトクにA3を買って楽しいアウディライフを送りましょう!(私にはムリそうだけど・・・笑)
それでは今回はこのへんで・・最後までご覧いただきありがとうございました。
みなさん良いカーライフを♪
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